16歳のザッハー少年が国王のために作ったとか、レシピが門外不出だとか、デメルと商標権を巡って争ったなどの逸話のあるウィーン名物、ザッハトルテを夫がご馳走してくれました。カフェ・ザッハーはホテルに併設されていて、小さめですがおしゃれでウィーンらしい(?)雰囲気です。でもBGMはウィンナ・ワルツではありませんでした。
ケーキにはアンズジャムが入っていて、アンズファンの私としてはうれしかったです。甘くないホイップクリームを沿えて供されます。ケーキ単独で食べると甘すぎる感じですが、クリームと一緒に食べるとなんとも上品な味でした。ジャスミン風味の紅茶も香り高くておいしかったです。売店でお土産にココアを買いました。これなら日持ちもするし、他の所では手に入りにくいようなので、お土産に向いていると思いました。
貝殻は美術館から。ヨーロッパの美術館で買う必然性が皆無ではあるものの、そこで見た静物画にそっくりの貝殻が描かれていたこと、内側もピンク色できれいだったことから、買いました。貝殻は絵になるもので、お花や食べ物よりも絵に描いたとき格段に引き立つように思います。
ヴィンターハルター作 |
ハプスブルク家御用達だった陶磁器メーカー、アウガルテンのお店を覗きました。ロイヤルコペンハーゲンも日本人が多かったですが、ここでも「日本語が話せるスタッフもいます」と案内されました。手描きの陶磁器は何もかもが手が出ないお値段でした。お店にあった一番小さいものは指貫で、10ユーロくらいなら買おうかと思ったところ、「76ユーロです」と言われたので、カタログだけもらいました。夫が「欲しい食器があるなら毎月少しずつ積み立てておいて、貯まったら買ったらええよ」と言ってくれました。
ヨーロッパに旅行する機会なんて一生に何度もないだろうから、と(無駄な)ものを買って散財してしまったので、しばらくはおとなしく節約生活をしようと思います。
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