2015年2月28日土曜日
庭園美術館、ラリック
庭園美術館が3年間かけてリニューアルし、昨年秋に再開したところなので、行ってみました。展覧会は「幻想絶佳:アールデコと古典主義」でした。
建物はリニューアルされてきれいになり、細部に注意して見ると、隅々まで趣向が凝らされていておもしろいなと思いました。ラリックの天使が有名ですが、各部屋の照明や、透かし細工、壁紙、カーテンもアールデコ調でオシャレです。アールヌーヴォーは渦巻、曲線でいかにもヨーロッパ!という感じですが、アールデコは直線的で斬新なデザインが、日本にも馴染むと思いました。
でも、建物以外の、絵画などの展示は正直微妙だと思いました。「庭園美術館は建物がきれいだから、美術品がさらによく見える」と言われるようですが、そのことに頼りすぎているように思いました。説明書きも、興味をひかれるようなことが書かれていなくて、些末な情報がバラバラなまま提供されていて、??という印象でした。今後に期待したいと思います。
帰り道に、目の覚めるような青いヒエンソウを買いました。ラリックの花瓶に活けて、美術館のリーフレットと、ラリックの香水瓶の絵葉書と一緒に飾りました。仕事をすると、家にいる時間が短いので、お花を買うのはもったいない気もしますが、たまには家にお花があるととても良いものだと思いました。
2015年2月21日土曜日
薄明かりの梅園
「カーネーション、ゆり、ゆり、バラ」に影響されすぎたのか、花は日が陰り始めたころに見るのが一番だと思っています。わざわざ夕方になるのを待ってから、近所の梅園に出かけました。紫色や淡いピンク色の空と、赤い太陽光を背景とした白い花は幻想的です。
やや時期尚早だったようです。五分咲きと言ったところでしょうか。ちょっとした梅の名所なので、梅まつりも開催されるようですが、花はひっそりと眺めたいと思っています。花の下でお祭り騒ぎをするのは好きではないので、静かに見られて良かったです。
一重咲きと八重咲きのある花は、一重咲きの方が好きです。梅の花は、香りもよく、丸い花弁の形に愛嬌があり、加えて裏から見た時の萼の形と、蕾もかわいらしいと思いました。3月には満開になるでしょうから、また来てみようと思います。
湧水があって、鯉も泳いでいます。水が澄んでいて、きれいです。人も少なく、落ち着いた、雰囲気の良い神社なので、散歩がてら、参拝するにはちょうど良いと思いました。
2015年2月14日土曜日
チョコレートは箱で選ぶ
バレンタインデーの時期のデパートに、数百種類のチョコレートが陳列されている様子はそれだけで圧巻です。あれほどディテールに凝って、色々な種類を取り揃えて、ズラリと並べているのは、やはり女性客をターゲットにしているからでしょうか。でも、もらう側の男性の多くは、チョコレートなんて何でもいいよ、と思っているのでしょう。チョコレートの味は食べてみないと分からないし、高級チョコレートを一度に食べ比べるというわけにも行きません。さまざまに趣向が凝らされているとはいえ、結局のところすべてチョコレートはチョコレートですから、中身の比較で選ぶのは難しいと思いました。
しかし、パッケージの違いは一目瞭然です。それで、夫に「チョコレートは箱で選びます。中身はあなたにあげますから、箱は私がもらいます」と言ったら、「それがええね」と言うので、一緒に買いに行きました。特設会場を一周して、濃紺の地に金で箔押しのしてある箱が気に入ったので、それに決めました。空の箱に何を入れようか、と考えるのは楽しいものです。バレンタインデーのチョコレートなど、化粧品のようなもので、価格のうち、パッケージ代や宣伝広告費の占める割合が大きく、チョコレートの分は小さいはずです。チョコレートは少ししか入っていなくて、その品質が普段気軽に食べるものと大幅に違うとは思えない(アメリカではゴダイヴァもドラッグストアに売っている)のですが、そのことを納得ずくで買うのであれば、それはそれで良いと思うのです。しかし、夫は、「これだけでそんなにするなんて!」と納得できなかったらしく、帰り道に量販店に寄って、A4くらいの大きな袋に入った駄菓子のチョコレートを買っていました。とはいえ、いざ食べると、「おいしいわぁ。やっぱり高級チョコレートは違うね!」と大喜びするのでした。
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