2012年5月30日水曜日

ニコラス・ハウス博物館


ビーコン・ヒルにあるニコラス・ハウス博物館に行きました。1880年にニコラス医師が購入し、お嬢さんで園芸家だったローズ・ニコラスさんが1960年ころまで住んでいた家です。一家の人々が収集したり、交友のあったアジア人からもらったりしたアンティークやオリエンタルな調度品が保存されています。フラッシュ禁止なので写真が暗いのです。

入場料8ドルを払うと、ボランティアのガイドさんが案内してくれます。日本のものも色々ありました。

医師の家なのでケシの柄だそうです
壁紙は日本製だそうです。曰く、「でも海外向けに作っていただけで、国内ではこういうのは使っていなかったみたいだから、見たことないでしょ」。確かに、これが日本製とは意外でした。



ウィンドウ・シートが好きです。いつか自分で家を買うとき(そんな時はくるのだろうか?)ウィンドウ・シートを作るのが夢です。

ウェッジウッドだそうです
肖像画の人にうまい具合に後光が差してます

ビーコン・ヒルを散策して「この風格のある建物の中はいったいどんなふうになっているのだろうか」と想像していたので、家の中を興味深く見せてもらいました。基本はヨーロッパ調なのですが、アジアのものが有り難そうに飾ってあって、何百年も昔のオランダのタペストリーなどと妙なチグハグ感を出していて面白かったです。私たちが日本家屋で頑張ってヨーロッパ調にしようとすると欧米人には「なんでこんなふうにするんだろう、全部日本のもので揃えればいいのに」と思われているのかも、と思いました。


 ビーコン・ヒルの中の1軒(ニコラス・ハウスではありません)星の形のオーナメントが入り口の透かし細工と合っていて素敵でした。


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2012年5月28日月曜日

エメラルド・ネックレス散策


 来週末の路上試験(運転免許)の練習をするため、夫がBrooklineブルックラインまで連れて行ってくれました。その後、エメラルド・ネックレスを散策しました。エメラルド・ネックレスは、ボストンを取り巻く一連の公園です。中には動物園などもあるようです。


夫曰く「芝生を○○に変換しとるんやな」
 ここ数日は雨が多かったためか、瑞々しい緑を堪能できました。雨の後はホコリが洗い流されて(?)空も澄んで見えます。バラ園のバラが花ざかりでした。花弁が開ききってしまっていたので、もう少し早い方が良かったのかも。




少し暑い日でしたが、気持ちのいい散策でした。3時間ほど外出していたのですが、その間ほとんど水を飲まなかったので脱水症状っぽくなりました。ぬるい水は飲みにくいので次回は冷凍して持っていこうと思いました。


 バラは古い建物によく似合います。暑い日に運転の練習に付き合って、ボストンまで連れて行ってくれた夫に感謝です。

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2012年5月26日土曜日

念願のラリック!

花はその辺に咲いていた野ばらをいけた
花瓶はラリックのが欲しいと思い、中途半端な物はいらなかったので、これまではお花があってもジャムの空瓶とか、少し古くなると頭だけをちょん切って「サリー・シートン式に」(ダロウェイ夫人)飾ったりしていました。夫の誕生日に書いて消せるメモ帳を贈ったら喜んで私の誕生日に好きなものを買ってくれるというのでラリックの花瓶をお願いしました。エビで鯛を釣る気満々というわけです(因みに私の誕生日はまだ先です)。

買ってもらったのはermenonville(読み方が分かりません)という花瓶です。かなり小さい花瓶なので、背が低い花に向いています。たとえばスズランなどにちょうどよいサイズです。ラリックはオパルセントも得意だったようですがこれはオパルセントではなく単なるすりガラスです。ヌードの女性がついているものや、特定の植物がモチーフとなっている物は豪華ですが使い方が難しそうです。これは使いやすく、エレガントだと思います。

ところで私の理想の住宅は東京都庭園美術館です。庭園美術館にはラリックの天使のレリーフ、シャンデリア、ボウルなどがあります。あんな豪勢なものはもちろん手が届きませんが、優雅な邸宅のカケラを少し、自宅に取り入れたいと思っています。

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2012年5月25日金曜日

Beacon Hill散策

州議事堂



ニコラス・ハウス博物館

ビーコン・ヒルはボストンの中心地、ボストン・コモンに近い高級住宅街です。赤レンガ造りの重厚な家が立ち並びます。少し歩くと、駅近くには店舗や人が多い地域もあるのですが、この地域は静かです。渋谷の松涛のような雰囲気でした。ボストンらしい街並みと言われているそうです。

The Groupの登場人物の一人、ドティはボストン出身です。彼女はお嬢様でしたから、きっとこんな所に住んでいたのだろうな、と思いました。

レンガ造りの建物は古風で落ち着いた雰囲気があり、いいなと思います。ここの建物は100年以上も前からありますが、地震の多い日本では真似するのは難しそうです。ニコラス・ハウス博物館は19~20世紀にここに住んでいたニコラス家の家屋を当時のままに公開していますが、この日は休館日でした。

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2012年5月23日水曜日

ルバーブ




ルバーブは茎を食べる野菜です。日本であまり見たことがなかったのですが、小説などにたまに出てきて、「ルバーブ」という響きが魅力的で、どんな味がするのだろうかと思っていました。2本買ってきてジャムを作りました。ジャムは、ルバーブの重量の30パーセント程度の砂糖をまぶし、しばらく放置すると水が出てくるので、そのまま煮ます。短時間煮ればすぐ煮崩れる柔らかいものです。

サラダに入れたりして生で食べることもあるそうですが、そのままだと青臭いような、ミルクのような臭いがあってあまり生で食べたいとは思いませんでした。煮ると少しリンゴに似たフルーツっぽい香りになります。酸味が強いです。シナモンやジンジャーなど、スパイスを入れるレシピもあります(アメリカの甘いものにはスパイスや香料が含まれている可能性が非常に高いです)。

イギリスでは、最初のルバーブの収穫はロウソクの灯りで行うそうです。そうするとルバーブが甘く、柔らかくなるという伝承に基づきます。ルバーブの葉は有毒ですが、茎は下剤効果があるそうです。

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2012年5月22日火曜日

A Handful of Dust (本)

イーヴリン・ウォー先生

『一握の塵』映画より 写真右、ジェームズ・ウィルビー氏
【あらすじ】
田舎に地所を持つ、若き地主のトニー・ラストは夫人のブレンダがロンドンに出て経済の勉強をする名目で浮気をしていることに気付かない。夫妻の息子が落馬して死亡し、ブレンダが離婚を申し出たためトニーは妻がスキャンダルに巻き込まれぬよう、自分の浮気が原因で離婚したと見せかけようとする。しかしブレンダとその親族が高額の慰謝料の支払いを要請してきたため、離婚はしないこととし、ブラジルに探検に出るが…

【コメント(ネタバレあり)】
日本ではイマイチ知名度が低いですが、風刺小説の作家として名高いイーヴリン・ウォーの小説です。真面目に書いているようでクスッと笑える箇所が多く、たとえばこんなエピソードがあります。
  • 長く従軍牧師としてつとめ、戦争とは関係のない教区に赴任してもお説教を書き直さないで毎週「辛い状況でも故郷を思って…」的な説教をする牧師
  • 主人公はロンドンに出た妻に会いに行くが面会に失敗し、結局ロンドンから妻の下宿先に電話をかけただけ。そのことを息子に揶揄される。「お父さん、電話ならここからでもかけられるのに」
  • 浮気をしているように偽装するため、バーの女を雇って海岸のホテルに連れていくものの、結局その女と娘に翻弄されっぱなしでうまく偽装できない。
  • ブラジルに探検に出かけ、病気にかかって変な男に助けられるものの、その男の要請は「この先ずっと俺のためにディケンズを朗読しろ」
主要登場人物はなんとなく中途半端で平凡な性格の人ばかりで、その中途半端さを最大限に発揮してどんどん妙な状況に巻き込まれていくのがおかしいです。妻に浮気をされ、その妻も浮気相手もお金に動かされているような俗っぽい人で、南米に出かけた挙句にディケンズを一生読まされるはめになるなど主人公にとってはおかしいどころではないのですが。

本作品は1988年にクリスティン・スコット・トーマス、ジェームズ・ウィルビー等が主演で映画化されました。若いときのイーヴリン・ウォー先生がジェームズ・ウィルビーにそっくりなので驚きました。

ところで、私が英語のクラスの教室で読んでいたら先生に「随分洗練された本を読んでるね!」と言われました。「難しいです」と言ったら「もちろん難しいよ。『回想のブライズヘッド』は読んだ?」と言うので「日本語訳を読みました」と言ったら「『ブライズヘッド』の英語はすごく難しいから、英語で読んでいたらすごいよ」と言われました。『英語青年』(たしか)にも『ブライズヘッド』を英語が難しい小説の代表のように書いていた記事があったことを思い出しました。『一握の塵』もところどころ見慣れない熟語や、単語、複雑な構文が出てきますが、概ね読みやすいです。文章に独特のリズムがあって軽妙です。『回想のブライズヘッド』も大変おもしろい小説です。

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2012年5月20日日曜日

図書館の古本市


隣町、Lexingtonレキシントンのキャリー記念図書館の古本市に行ってきました。amazonは品揃え豊富ですが、アメリカのamazon.comは送料が最低でも$3.99かかり、年会費$70のPrimeに参加していない限り送料無料サービスはありません。amazon以外の業者が出品している商品にはprimeは適用されません。またマーケットプレイスで購入すると状態が"good"もしくは"very good"と書かれていてもカビていたり、ページやカバーが折れていたり、水濡れ跡があるなど状態が悪いものが多いです(日本のアマゾンマーケットプレイスはほとんどが状態もよく、送料も安く、梱包もていねいで素晴らしいと思います)。古本市の本は1冊$0.50~$2.00で状態は現物を手に取って確認できます。

図書館の会議室が会場です。図書館の除籍再利用は少なくて、市民が持ち寄った本がほとんどだったようです。DVDやCD、楽譜などもありました。イーディス・ウォートンの小説がかなり多かったのはさすが土地柄と言うべきか…

買った本。全部で$11.00
 袋はあまり耐久性のないものしかもらえないので、丈夫な鞄を持参して正解でした。結構よい収穫で満足しました。

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2012年5月19日土曜日

トリニティ教会とボストン公立図書館




天気がよかったので授業の帰り道にCopleyコプレー駅で降りて、トリニティ教会とボストン公立図書館に行ってきました。観光名所で、ガイドブックにもよく取り上げられています。


もしもしカメよ♪

【トリニティ教会】
教会の前に広場があって、野菜や鉢植え、パンなどの屋台が出ています。教会でちょうどオルガンコンサートをやっていたので、20分くらい聴いていました。演目はよく分からない近代音楽でした。オルガンの音が教会いっぱいに響いて、迫力があります。内部は撮影禁止だったので写真は撮っていませんが、外も中も、よく言えば非常に凝った、悪く言えば装飾過多な造りです。

【ボストン公立図書館】
道路を隔てて向かい側に図書館があります。ボストン公立図書館は全米第二の規模を誇る、アメリカ最古の公立図書館です。びっくりするような壮麗な建物です。中庭に噴水があります。



ピュヴィス・ド・シャヴァンヌやサージェントの壁画があって、図書館ではなく美術館のようです。ピュヴィス・ド・シャヴァンヌは大好きなのですが、シカゴ、メトロポリタン、ボストンの各美術館にも展示されているのは2、3枚しかなかったので、図書館で大きな壁画を見られて嬉しかったです。この清楚かつ超現実的な雰囲気がたまりません。
電柱と電線が意表を突いていていいわ


かわいい☆



サージェント
緑の卓上灯がアヤシイ

大きな図書館で、稀少な蔵書や文豪の手紙などの所蔵品の展示もあります。レストランもあって、いい雰囲気でしたが一人で贅沢をするのもはばかられるため、入りませんでした。中庭で屋台で買ったカボチャパン(といってもケーキのように甘い)を食べました。古い図書館だけに蔵書はかなり古いです。マサチューセッツの住民は誰でも利用できるようですが、重い本を担いで帰る気になれず、何も借りませんでした。日本の図書館は立派な彫刻や壁画はなくてもコインロッカーがあるのがいいですね。それにしても公共の建物でこの豪華さはすごいと思います。

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2012年5月18日金曜日

YMCAの英語の講座

YMCA of Greater Bostonで英語の講座に通っています。シンフォニー・ホールとボストン美術館の間、ノースイースタン大学の隣という都心にあります。

図書館の掲示板に案内が張ってあるのですが、ウェブサイト にはあまり詳しい情報は書いていません。受講方法などをメールで問い合わせ、留守電に連絡をもらえるように3回くらいメッセージを入れてもなかなか連絡をもらえなくて先行き不安になりましたが、次の開講日から受講できるようにするためには、開講の前日までに直接ボストンのYMCAに赴き、クラス分けのためのテストを受けて受講料を支払います。オンラインテストや支払いの仕組みはありません。また支部も複数ありますが支部では受けられません。テストは日本で普通に義務教育を受けていれば間違いなく上級者コースに配属されるという程度のもので、費用はコースにより異なりますが私が受講しているインテンシブ・クラスは8:30~12:30で、8週間、700ドル弱です。開講から1週間以内にキャンセルした場合、キャンセル料が200ドル程度かかり、それ以降にやめた場合受講料の払い戻しはないようです(この点、変動もあると思いますのでこの記述をあまり信用しないで下さい)。

授業内容は、以下のとおりです。
  • 英文法 テキストは本投稿末尾にリンクを張ったものを使います。
  • 語彙(毎朝の小テストのみ)
  • リスニング
  • リーディング(上級者コースで日本の高校教科書レベル)
  • 会話
宿題や成績評価はありません。語彙の小テストも自己採点するだけです。英文法やリーディングに関してはかなり物足りない内容で、私はもっと高度なことをガリガリやって試験や宿題もあることを希望していたので、少し残念ではありますが、普通に生活しているだけだとあまり英語を話す機会がないので、会話の時間があるのは良いです。南米とアジアの出身者が多いです。クラスメートは文法やリーディングは?という感じですが、会話に関しては積極的でよく色々なことを話してくれます。それに、お互い英語があまりできないという意識があるためか、私のヘタクソな英語も一生懸命聞いてくれます。私が中学・高校で受けた英語教育は英語圏の人と話すことを主目的とするのではなく、大学受験を主眼に置いていたもので、その後も英語を読んだり、試験を受ける目的で勉強をしてきたので、「読むはOK、聞くのは普通、会話はまるでダメ」という結果になったのは当然かと思います。

TOEFL、TOEIC対策や、英作文を学びたいのであれば、個人教授を探すなど、ニーズによって方法を選ぶ必要があると思いました。授業料は民間の英語学校に比べれば安いですが、内容に見合った値段なのかどうかはよく分かりません。

なお、YMCAの会員になると、ジムの利用につき割引があるなど、特典があるみたいですが会員にならなくても受講できますし、クリスチャンである必要もありません。

2012年5月15日火曜日

How I Grew (本)



Memories of Catholic Girlhoodに続くMary McCarthyの自伝です。前作と重なる時期もあり、幼少期〜大学卒業までを書いていて、高校・大学のことが中心です。マッカーシーは学業の面は非常に優秀ではあったのですが、品行方正な「優等生」ではなく、破天荒な人でありました。それは
  • 14歳のときから祖父母の目を欺いて男性と交際(カーセックスあり)
  • 高校のMay Queenの選出に際し、自分の応援している候補者に投票するよう同級生をアジる
  • メトロポリタン美術館で何を見るかについて家族と喧嘩し、大理石の階段の上から下まで転げ落ちる
などのエピソードから伺い知ることができます。自分に対しても他人に対しても容赦なく、辛辣に書かれています。『グループ』の登場人物のモデルとなったヴァッサー大学の同級生たちについても言及があります。その内の一人、「喫煙室のモナリザ」と呼ばれたレイキーのモデルは「喫煙室のスフィンクス」というあだ名の同級生でした。ただ、マッカーシーは自分の所属していた「グループ」にどっぷり浸かるのではなく、本書の末尾では、「グループは私を拘束するようになった。仲間内でいつも一緒にいる、上流社会の排他性にうんざりしていた」と書いています。一歩引いたシニカルな目で自分の所属していた「グループ」を見ていたからこそ、おもしろく乾いた文体で小説に昇華されているのかもしれません。

なお、これに続く自伝にIntellectual Memoirs: New York, 1936-38 があります。

2012年5月14日月曜日

ウォールデン池(Walden Pond)

ボストン近郊の観光名所の一つ、風光明媚なウォールデン池に行ってきました(ソローの『森の生活』は読んでいません。恥)

天気もよく、水も底が見えるくらいきれいでした。泳いでいる人がいました。カヤックに乗っている人もいました。日光が水面に反射して、池の周りをこんもりした森が取り囲み、いいところでした。スズランやオダマキなどの花もあります。スズランは白しかないものと思っていたのですが、すこし茶色っぽいスズランを見ました。こういう場所に来ると、やっぱりニューイングランドってとてもいい所だな、と思います。昔カリフォルニアに住んでいたことがありますが、雨が少ないためこんなきれいな緑を見ることはできません。






 売店で絵葉書を買って(絵葉書はコレクションしているのでよく買います)帰りました。

 

2012年5月13日日曜日

豆のスープ


Pease porridge hot,
Pease porridge cold,
Pease porridge in the pot
Nine days old.

豆のスープはアリストファネスの戯曲にも言及があるほど由緒ある料理らしいです。でもピュタゴラスは豆が嫌いだったのか(?)ピュタゴラス教団の教義の一つに「豆を食べてはいけない」というのがあったそうです。マザーグースにも「豆のお粥」の歌がありますが、私は9日置いた豆のスープは食べる気がしません。

アメリカは豆の種類が豊富で安いです。だいたい450グラム入りで1ドルくらいです。split peaをスープにしてみました。split peaはエンドウマメのようなもので、皮がついていません。作り方は豆を洗って一晩水に漬けた後、一度ゆでこぼします。ニンジン、タマネギ、セロリのみじん切りとベーコンを少し入れて煮ます。圧力鍋を使うと早くできます。豆が柔らかくなってから味付けをします。豆は旨味があるので、スープの素などは入れなくてよいと思います。

英語のクラスから帰宅すると2時くらいになるので、たくさん作って冷凍保存しておきます。ボリュームがあってそんなに量を食べなくてもお腹が一杯になります。豆はカロリーが高いそうです。私は痩せすぎだといわれるので豆を食べて少しは太るように期待することとします。

2012年5月12日土曜日

ボストンの人々

5月より、ボストン中心部にある英語学校に通っています。ボストン市内は道路が複雑で、人々の運転も荒く、駐車場料金が高い等の理由により、バスと電車を利用して通っています。電車はプリペイドカードを買うと割引があります。1ヶ月パスは59ドルです。

よく「日本人は公共交通機関で寝る」といって外国からきた人にびっくりされるようですが、確かにこちらでは寝ている人はあまりいません。ただ、携帯電話でずっとしゃべっている人は結構います。ゲームや携帯でメールとかインターネットを見ている人は少なく、電子書籍を読んでいる人が乗客の3割程度、いる印象で、紙の本を読んでいる人口を上回っているように見受けます。私が帰国するころには日本もこれくらい電子書籍が普及しているだろうか、と思っています。

学生と通勤の人が多い時間帯ですが、日本のいわゆるサラリーマンとかOLのような服装をしている人は少なくて、もう少しラフな印象です。そして女性はヒールのある靴をはいている人が少なく、サンダル(ゴム草履もあり)、スニーカー、フラットシューズをはいている人が多いです。会社員だったとき、周囲に合わせて当然のようにパンプスで通勤していましたが、足や膝が痛くて辛かったので、ヒールをはかなくてもよいという文化はかなり羨ましいです。

2012年5月11日金曜日

Green & Blacksのチョコレート



アメリカはオーガニック食品が豊富で、チョコレートも、Whole Foods Marketに行くと数十種類、オーガニックのものが陳列されています。中にはイマイチというのもありますが、Green&Blacksのチョコレートはゴダイヴァよりもリンツよりもおいしいです。ビターチョコレートは苦手で、かといってクリームぽさがきついのもくどい感じですが、このチョコレートはその点絶妙のバランスで、チョコレートらしい濃い味がします。このチョコレートを食べてトリュフとか、プラリネとかナッツやフルーツが入っているのとか、色々趣向を凝らしてあるチョコレートよりも板チョコが一番おいしいと結論するに至りました。ハーシーやキャドバリーほど甘くないのもいいです(こう書くと私がチョコレートばかり食べているようですが、実際はそうでもないです)。チョコレートには割れやすいようにミシン目がついていますが、全く役に立たず、包丁を使ってもミシン目とは関係ないところで切れます。日本ではまだほとんど売っていないようなので、お土産としておすすめしたいです。値段は店によってまちまちで、1枚(100g)2〜4ドル弱くらいです。

種類はホワイトチョコレート、アーモンド、ビターなどの他、珍しいところではジンジャーやマヤ・ゴールド(オレンジとスパイスをブレンドしたらしい)などがあります。私はミルクチョコレートが好きです。ジンジャーは最初ちょっと変だと思いましたが病み付きになります。公式サイト

2012年5月7日月曜日

市民オーケストラの発表会


4月某日、所属している市民オーケストラの演奏会がありました。合唱団も併設しているため、ベートーヴェンの交響曲第1番、「合唱幻想曲」などを演奏しました。合唱幻想曲は演奏される機会が少ない曲ですが、第九に似ていてとても好きな曲なので、今回演奏できて良かったです。演奏場所はいつも練習している教会でした。

このオーケストラは1シーズン4回の演奏会を行っています。うち1回はポップスコンサートで、1回は子供向けコンサートです。演奏レベルはあまり高くないです。

私は大学オーケストラに所属していた経験があります(楽器は下手です)。その後、就職しフルタイムで就労していたため日本にいた頃はオーケストラに参加する意欲、体力はありませんでしたが、渡米してから普通に生活しているだけだと家族以外の人と話す機会もほとんどなく、夫の勧めもあったことから夫婦で隣の街のオーケストラに参加しました。夫も同じオーケストラに参加しています。全く思うように弾けず、不本意ではありますが経験値を積むという意味ではいいのかと思っています。チケットノルマはなく、部費もそこまで高くはないので、負担はそれほど重くはないと思います。

2012年5月6日日曜日

メイデー


メイデーといえば国際的な労働者の祝日ですが、キリスト教以前から春の到来を祝う日でもあったようです。メイデーにはポールを立ててその天辺からカラフルなリボンをたらし、その端を持ってポールの周りを踊る、メイポールダンスが行われます。日本ではメイポールダンスはあまり行われないイベントなので、一回見てみたいと思っていました。近所の小学校でメイデーのお祭りがあり、子供たちが歌や踊りを披露していたので見に行ってきました。

フィドルとクラリネット、太鼓の民族音楽調の曲に合わせてポールの周りをめぐると、リボンが編まれてポールに巻きついていきます。半分くらいまで巻きつけたら、今度は反対に踊ってリボンをほどきます。素朴でおもしろい踊りでした。リボンがカラフルで華やかです。

今日は天気が悪くて、子供たちは薄着で寒そうでした。もっと空が真っ青の快晴で、少し暑いくらいの良い天気であればもっと盛り上がったものと思います。


2012年5月5日土曜日

ハーヴァード大学書店



5月からボストンに英語を習いに通っています。電車の待ち時間にHarvard Squareに寄り、書店を見てきました。

さすが世界有数の大学だけに書店も豪勢です。私が昔通っていた大学の書店の10倍ほど立派ですが、授業料も日本の国立大の10倍ほどかかるので無理もありません。アメリカの学生はよほど親が裕福でない限り、卒業する時には数千万の借金を抱えていることが一般的だそうです。

もとより本は新品を買うつもりはないので、15分ほど滞在し、絵葉書を2枚買って帰りました。5月に入ってもなかなか暖かくならず、天気が悪いと最高気温は10℃前後までしか上がらない今日この頃です。