2019年11月2日土曜日

消費税法能力検定1級

日頃、対応する業務の範囲が狭く、このまま潰しが利かなくなることに危機感を抱いていて、何とか守備範囲を広げたいと考えています。検定試験など、いくつ受検したところで、守備範囲拡大につながるのかどうかもわかりませんが、(合格発表後3日間限定の)多少の安心は得られます。事務系職種で持っていると良い資格は、経理・財務系と、語学系と思うので、消費税法能力検定を受けました。

知名度の極めて低い試験で、1回の受験者は300人程度です。また、1級とはいっても、合格率は70~80%であり、決して難関試験ではありません(受けようと思ったこともないですが、税理士試験とは比較にならない由)し、合格したからと自慢になるようなものでもありません。教材の種類も限られ、概ね1、2カ月の勉強で合格を狙うことができます。検定試験料は、2,700円で、例えば知財検定2級の15,000円などと比べれば安いです。試験情報や、教材が多いと、どうして良いか分からなくなるので、この手軽さが良いと思いました。試験に関する情報は、このブログ記事などが詳しいです。

テキストと、公式サイトで販売されている過去問を買って、朝4時起きで出勤前に過去問を解きました。テキストと過去問があまりリンクしておらず、過去問の解説も親切ではないので、最初どう勉強したらよいか分からず、困り果てました。初回は、問題と、回答を並べてよく見て、解き方を覚えるしかないと思います。ただ、その後は、問題がパターン化されていて、機械的に何度か解けば良いだけなので、結構楽しく学習することができます。たまたま、仕事の繁忙期と重なりましたが、連休が多かったので、助かりました。なお、テキストは「消費税法能力検定テキスト」等のタイトルではないので、少し分かりにくいですが、以下です。


受験できる会場が少なく、すぐに満席になってしまうので、申込期間の初日を狙って、速やかに申し込むようにしないと、遠方の会場まで行かなければならなくなります。試験後、1週間という短期間で結果が出るところがステキです。どんな試験でも、試験後は、泣きながら家に帰って、「落ちたと思います」と言って、夫に「何言ってるん。落ちるわけがないやん」などと言われます(合格点が70点のところ、得点は94点だったので、落ちたと思うと騒ぐ話ではなかったと思います)。夫の励ましと協力に感謝します。

全国経理教育協会