2013年8月26日月曜日

日米の読書に関する統計



「『約3割のアメリカ人は高校卒業後、本を1冊も読まない』という統計がある」という話を聞いたので、少し興味を持って調べてみました。インターネット上に広く出回っている統計の主要な部分は、以下のようなものです。出典1 出典2
  • 1/3の人々は、高校卒業後死ぬまで1冊も本を読まない。
  • 42%の大学卒業生は卒業後、1冊も本を読まない。
  • アメリカの家庭の80%は、過去1年間に1冊も本を買わなかった、または読まなかった。
  • 過去5年間に一度も書店に行っていない成人は、全体の50%
  • 50%の成人は中学2年生レベルの本を読むことができない。
どうやって統計をとったのか疑問ですが、学校卒業後にまったく本を読まない人が3、4割もいるというのが本当だとすると、かなり驚きの数字です。

なお、関連する日本の統計はこちらにあります。この統計を見ると、本を読まないパーセンテージが一番高いのは60台以上で、「若者は本を読まない」とはいえません。また、30台以上だと、約4割の人が月に1冊も本を読みません。別の統計によると、子供よりも親の方が本を読まない割合が高いです。インターネット上で読書に関する統計を検索すると、なぜか「子供に本を読ませよう」という主旨のウェブサイトが多く検出されますが、自分が読まないのに子供に「本を読みなさい」というのは無理がある気がします。

出典が明記されていないので、使えない場合もあると思いますがStatistic Brainには、いろいろな統計がまとめられていておもしろいです。夫と英語のディスカッション練習をするとき、今までESLのディスカッション質問リストを使っていたのですが、このリストに書いてあるようなことを大人2人で議論するというのはかなりばかばかしく、退屈なので統計を見て話す方が良いかと思いました。

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