エイヴリー・フィッシャー・ホールにて、クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団のブラームスの交響曲3、4番を聴きました。この二つの交響曲は夫が特に好んでいるものです。また、かつて所属していた大学オーケストラでも4番を演奏したことがあります。
一流のオーケストラのコンサートに行くと、音色が美しいのはもちろんですが、オーケストラ全体の呼吸のタイミングが快く、見ていても楽しいなと思います。客席もほぼ満席でした。
しかし、クルト・マズアの指揮はどうなの、と思いました。マズアは既に85歳で、最近指揮をしている最中にステージから転げ落ちたこともあるそうです。手が震えているように見受けました。音楽家は体育会系の職業だと思います。高齢になってくるとなかなか厳しいのではないでしょうか。一度音楽家として有名になると音楽業界や観客がもてはやして離そうとしないという実態も多分あって、それも問題なのかもしれません。今回、私もクルト・マズアとニューヨーク・フィルという名前をきいて、実際に演奏を聴く前にネームバリューでありがたがっていました。ともあれ、オーケストラは素晴らしかったです。
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