シカゴ美術館で買った、ロイド・ライトのデザインを翻案したフォトフレームに絵葉書を飾っていましたが、ほとんどの絵葉書は原画の10分の1以上のサイズに縮小されていますから、壁に飾るとやや貧相な感じになってあまり映えません。我が家は南向きには窓がなく、間接照明ばかりでどこもあまり明るくないので、縮小した絵は細部がよく見えません。
C.F.A.ヴォイジーの壁紙デザインの絵葉書を飾ってみました。絵画ほど大幅に縮小されていないこと、コントラストがはっきりしていることから白く(だだ)広い壁に飾っても見栄えがします。ロイド・ライトもヴォイジーもアーツ・アンド・クラフツの一員でしたから中身と額縁の相性も良いと思います。額の一部が欠けていること、(日本でも買える)MoMAのお土産をシカゴで買ったことについてはご愛嬌ということにしてください。
この壁紙のデザインは‘Callum’というらしいのですが、英和辞書には掲載されていなくて、英語で調べると「ゲール語由来で、鳩という意味。男性の名前」とのことです。カラムさんの依頼でデザインしたのでしょうか。描かれているのはミモザだそうです。花の部分は確かにミモザですが、ミモザの葉はオジギソウに似ていて、絵に描かれているのとは違う感じです。 とはいえ、たくさんのリボンのような少しカールした葉がこのデザインの魅力だと思います。
アーツ・アンド・クラフツに関連する家具やその他インテリア用品はたとえばこのお店などで買えるようです。きっと貴族とか映画スター御用達のお値段だと思いますが、写真を見るだけでも楽しいです。
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