リーゼント |
イギリス史
【あらすじ】
ヘンリー8世の後を継いで国王となった病弱なエドワード6世は、10代で夭逝します。彼にはメアリーとエリザベスという異母姉妹がいたものの、政治の実権を握るジョン・ダドリー等の陰謀により、ヘンリー8世の姪であるジェーン・グレイが即位します。本作品はジェーンが周囲の意向によりジョン・ダドリーの息子、ギルフォードと結婚し、理想に燃えてイギリスを統治しようとするもメアリー1世により処刑されるまでを描きます。
【感想】
日本での知名度は低いですが、格調高く、素晴らしい映画です。ジェーンとギルフォードは政略結婚ですが、それが純愛に変わり、運命に翻弄されて二人とも殺されてしまうのが切ないです。今となってはイギリス映画の大御所の感があるヘレナ・ボナム・カーターがまだ初々しく、相手役のケアリー・エルウェスも王子様らしい風貌です。風景や音楽もきれいで、約2時間半という長さを感じさせない、濃い内容です。史実と異なる点もあるとは思いますがそのことは気にしても仕方ないかと。
【評価】
★★★★★
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