パン屋さんの向かいの、おしゃれで人気のある高級花屋さんの隣の、屋台の花屋さんでお花を買います。高級花屋さんとまるで雰囲気が違うので、おもしろいのですが、どこで買っても花は花です。屋台の花屋さんは固く閉じた蕾の状態で販売していることが多いので、開花する過程が見られるのがうれしいです。
ユリは、聖母の花として、西洋美術に登場するイメージが強かったのですが、Wikipediaに以下の記載があって意外でした。
花の観賞は、日本では(中略)明治30年代頃からである。幕末にシーボルトが日本のユリの球根を持ち帰り、復活祭に用いられるイースター・リリーとして大流行すると、球根は近代日本の絹に次ぐ二番目の主要輸出品として外貨を獲得した。なお、持ち帰られたのはテッポウユリであり、現在のイースターの象徴として定着していった。そしていわば逆輸入されるかたちで明治末に鑑賞花として流行した。私も、今回飾った花被片が茎との付け根の所から開くカサブランカ式のユリよりも、少しうつむいて開くテッポウユリの方が慎ましやかで好みです。
ユリは鑑賞するには良いものですが、香りは強烈です。食堂兼居間に置いていると、食事のとき気分が悪くなるので、玄関に移しました。
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