2013年1月15日火曜日

Farrow & Ballのカタログ


美術館には昔のお金持ちの部屋をそのまま再現したような展示があることがあり、ゴージャスな壁紙を見て素敵だなぁ、と思う一方、模様の多い所に長時間いると頭が痛くなってきます。気のせいなのかもしれませんが、「青く塗られた部屋にいると体感温度が下がる」、「赤く塗られた部屋にいると体感温度が上がる」という調査結果もあるようで、長時間過ごす空間の見た目が体調に影響を及ぼすというのはありそうなことなので、部屋に壁紙を貼りたいとはあまり思いません。

それでも壁のペイントには興味があり、イギリスのFarrow & Ballファロー&ボールの無料カタログを取り寄せてみました。同社はナショナル・トラストと協同し、イギリスの歴史的建造物の塗装を行っているそうです。植物性の塗料を使用しており、色の名称は「ゾウの息吹」などのユニークなものがあり、話題を集めているとのこと。

色見本は全部で132色が掲載されています。どっしりとした上質紙が使用されていて、見ているだけでワクワクします。部屋の壁をこんな色にしてみたいな、と白昼夢にふけっています。


カタログはちょっとしたインテリア雑誌のようです。このページの写真はハンマースホイ風でいいな、と思いました。家具を少なくし、白っぽいドアと壁でドアを開ければ何でもハンマースホイっぽくなる気がします。Farrow & Ball社は部屋の色に関する本も出版しています。


私はやはり見ていると頭が痛くなってきますが、壁紙の品揃えもあります。壁紙は伝統的な型染めで生産しているそうです。なお、色見本は日本だとアマゾンで取扱いがあるようです。

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