2021年1月20日水曜日

BATIC

 将来的には事業部の企画やファイナンスの仕事をすることになる可能性が高い、と言われました。法務の仕事しかしたことがないので、それなら準備をしておかねば、と思いました。事業企画、ファイナンスの仕事には、えーごと財務経験が必須らしいのですが、現在の業務で財務の経験を積めないので、せめて味見だけでも、と法人税法能力検定1級、消費税法能力検定1級を買い、英語の先生と話し(全く上達せず)、BATICを受けました。前々回のBATIC試験はコロナで中止、今年度から制度変更があり、Subject 2が廃止となったため、昨年12月の回で、最初で最後となってしまいました。

BATICの指南には、だいたい、「まずはテキストを読んで理解する」とありますが、テキストが理解できず、まったくおいしそうに思えません。簿記2級のテキストを読み直しても分からず、自己嫌悪に陥って食欲も減退し、ダメでした。過去問と解答を並べて、読みながら解き方を覚えて、食べられるようになったら分野別に横断学習し、最終的に過去問を5回くらい食べました。理解できない頃には食欲が湧かなかったのですが、解けるとおいしくなってきました。

買ってきた証書には、835/1000、Accounting Managerというイマイチ以下のことしか書いていないので、この試験がこのまま継続するのであれば、Controllerを目指したかった、というのが正直なところです。ただ、コソッと報告したところ、それならファイナンスの仕事も始めたら良いよ、ということになりました。BATICは知名度が低く、財務の人は「財務部でもBATICを受ける人はほとんど見たことがない」と言っていましたし、半分廃止されるので、買って意味があるのかは疑問ですが、黙って今の仕事だけをしていたら存在を知ることもなかった業務にアサインして頂きました。上司が「色々な仕事をするのは良いことだよ。応援しているよ」と言って下さいました😭こういうのは買ってくることが目的ではないので、新しい機会を頂いて本当にありがたいことでした。

文学部出身で、学生の頃は編集者志望でした。新卒で出版業とは全く関係のない就職をし、あなたは法務が良いでしょう、とエライ人が仰って、やってみて結構おいしいと思いました。会計、経理、税務など、イメージ先行で自分には無理そう、と思っていたのですが、かじってみるとおもしろく(上のレベルを目指すと大変と思いますが)今後、食べさせてもらえるのであれば、それも楽しみです。若い頃に、私にはこれが向いていると思いこまずに、他人に言われてやってみて、おいしいと思うものを食べ続ければ良いと思いました。

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