2014年9月10日水曜日

【シカゴ旅行】フランク・ロイド・ライト


ルッカリー

シカゴといえばフランク・ロイド・ライト、シカゴに行ったらまずはライトの建築を見たいと思いました。シカゴで見られるライトの主な建築物は、
  • ロビー邸
  • バッハ邸
  • ルッカリー
  • 自宅とスタジオ  
があります。ロビー邸がとりわけ有名ですが、公開日が限定されており、日程が合わなかったので、ルッカリーと、シカゴ郊外のオークパークに行きました。オークパークは、ライトの公共建築としてユニティ教会があり、複数の個人の邸宅と、ライト自邸とスタジオがあります。個人の邸宅は、現在もそのまま使用されているので中を見学することはできませんが、ユニティ教会とライト邸は一般公開されています。

ルッカリーは都市部にありますが、見学はあまりできず、それほどライトらしくはないです。


ユニティ教会はユニタリアン・ユニヴァーサリスト派の教会として現在も使用されています。外壁はコンクリート打ちっ放しで、私は打ちっ放しのコンクリートについてはネガティヴイメージしかなかったのですが、この建物を見てこんなきれいな感じにもなるのか、と驚きました。ツアーはガイドさんに案内してもらうのと、音声ガイド付きセルフツアーを選べるので、セルフツアーにしました。ライトは、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジェと並んで、20世紀建築の巨匠と言われますが、私はこの二人とライトの建築はかなり違うと思います。音声ガイドは「ライトは、ウィーン分離派(ウィーンのゼセッシオン館、別名金のキャベツ)やイギリスのアーツ&クラフツ運動の影響を受けている」と言っていて、なるほど、と腑に落ちるものがありました。ユニティ教会は、予算の関係でそこまでゴージャスな感じにはできなかったそうですが、簡素な中に最大限の美を追求している印象でした。


シカゴ美術館、ミニチュアFLWルーム

ユニティ教会〜ライト邸の間の、フォレスト通りには、ライトによる私邸があります。この界隈は裕福な人が多いのだろうと思いますが、お庭の手入れも行き届いていて、豪邸が立ち並んでいました。特段、ライトがデザインした、という表記があるわけではありませんが、特徴的なので、だいたい見ると分かります。あまり他人様の所有物を羨ましがったりはしないのですが、こういったお邸には心底憧れます。水平線を強調した、直線的なデザインは日本の街並みにもマッチしそうなので、将来家を建てるとき(実現するかは別として)は多少なりとライトの風味を取り入れたい、などと分不相応なことを考えてしまいました。



ライトの家とスタジオも興味はありましたが、入場料が結構高いので、外から見て、ギフトショップでライトグッズだけ買いました。フランク・ロイド・ライトは夫もたいそう気に入って、日頃自分用の娯楽的なものをほとんど買わないのに、あれもこれもと買い込んでいて、とてもうれしく思いました。


箱に入っているゲームは、神経衰弱です。絵合わせです。きれいなデザイン画がタイルのようです。夫とはまって、3回戦も遊んでしまいました。二人で神経衰弱をするのもどうかと思うので、お客様がいらしたら、勝負を挑んでカードを見せびらかそうと思いました。

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