ルッカリー |
シカゴといえばフランク・ロイド・ライト、シカゴに行ったらまずはライトの建築を見たいと思いました。シカゴで見られるライトの主な建築物は、
- ロビー邸
- バッハ邸
- ルッカリー
- 自宅とスタジオ
ルッカリーは都市部にありますが、見学はあまりできず、それほどライトらしくはないです。
ユニティ教会はユニタリアン・ユニヴァーサリスト派の教会として現在も使用されています。外壁はコンクリート打ちっ放しで、私は打ちっ放しのコンクリートについてはネガティヴイメージしかなかったのですが、この建物を見てこんなきれいな感じにもなるのか、と驚きました。ツアーはガイドさんに案内してもらうのと、音声ガイド付きセルフツアーを選べるので、セルフツアーにしました。ライトは、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジェと並んで、20世紀建築の巨匠と言われますが、私はこの二人とライトの建築はかなり違うと思います。音声ガイドは「ライトは、ウィーン分離派(ウィーンのゼセッシオン館、別名金のキャベツ)やイギリスのアーツ&クラフツ運動の影響を受けている」と言っていて、なるほど、と腑に落ちるものがありました。ユニティ教会は、予算の関係でそこまでゴージャスな感じにはできなかったそうですが、簡素な中に最大限の美を追求している印象でした。
シカゴ美術館、ミニチュアFLWルーム |
ユニティ教会〜ライト邸の間の、フォレスト通りには、ライトによる私邸があります。この界隈は裕福な人が多いのだろうと思いますが、お庭の手入れも行き届いていて、豪邸が立ち並んでいました。特段、ライトがデザインした、という表記があるわけではありませんが、特徴的なので、だいたい見ると分かります。あまり他人様の所有物を羨ましがったりはしないのですが、こういったお邸には心底憧れます。水平線を強調した、直線的なデザインは日本の街並みにもマッチしそうなので、将来家を建てるとき(実現するかは別として)は多少なりとライトの風味を取り入れたい、などと分不相応なことを考えてしまいました。
ライトの家とスタジオも興味はありましたが、入場料が結構高いので、外から見て、ギフトショップでライトグッズだけ買いました。フランク・ロイド・ライトは夫もたいそう気に入って、日頃自分用の娯楽的なものをほとんど買わないのに、あれもこれもと買い込んでいて、とてもうれしく思いました。
箱に入っているゲームは、神経衰弱です。絵合わせです。きれいなデザイン画がタイルのようです。夫とはまって、3回戦も遊んでしまいました。二人で神経衰弱をするのもどうかと思うので、お客様がいらしたら、勝負を挑んでカードを見せびらかそうと思いました。
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