2014年9月13日土曜日

【シカゴ旅行】シカゴ美術館




シカゴには、月初に旅行し、例によってBank of Americaの顧客優待で、無料で入館しました。Wikipediaによれば、フランスの印象派コレクションが特に充実しているらしいです。目玉の一つはスーラの「グランド・ジャット島の日曜日」かと思います。また、カイユボットの雨の日の絵は、最近修復されたそうで、雨空の微妙な光の様子が、繊細に表現されていると思いました。この作品の空模様は、もうすぐ雨が上がるような雰囲気でもあり、好きな一枚です。

ガストン・ラ・トゥーシュ「ブルターニュの巡礼」

ジョゼフ・ライト「サレルノ湾」1785年

美術館に行くと、いつも薄明かりの絵を意識して探すようにしています。大きな美術館なら、10枚は必ず見つかります。私がいつも「薄明かり、薄明かり」と言うので、夫に「ここにも薄明かりの絵があるねぇ。punka写真撮って薄明かりポイント溜めや」と言われました。ポイント方式だったらしいです。


他の種類の美術作品は、構図が、色彩が、光が、主題が、なども少しは考えるのですが、食べ物を描いた静物画に限っては、その良さは「おいしそうかどうか」に尽きると思っています。おいしそうな静物画即ち魅力的な静物画です。写真は光ってしまいましたが、本作は、クッキー、果物、ナッツの表現が、今すぐ絵の中に入って貪り食べたくなるほどにおいしそうでした。


鳥を吊るしているのはまだ理解できるのですが、リンゴやキャベツを吊るしているのが不思議です。保存のためでしょうか。であれば、1個だけ吊るすというのはやはり妙で、切り口が見えているメロンとも相まってなかなか意味深な感じで、象徴主義的な意味でもあるのかしら、と思いました。(時代が全然違うので、象徴主義は関係ないです)



恒例のヴンダーカンマーと、恒例のコーネルの箱と、恒例の写り込み。すみません。


シカゴ美術館は、噴水のある庭もきれいです。木が生い茂ってアーチになっています。ミュージアムショップでカイユボットの小さめのポスターを買い、満足して帰りました。


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