2014年9月25日木曜日

テーブル塗り替え


ボロくなってしまった

引越しに伴い、大型家具は販売しようとしましたが、ダイニングセットは売ることができませんでした。持ち帰る荷物の容量に収まるので、輸送することにしました。抽出しの建て付け問題などはなく、材質は良く、デザインも気に入っているので、会社が輸送費を負担してくれる限り、持ち帰ってもまあ良いかと思いました。材質はアッシュ(セイヨウトネリコ、日本だとタモが近いそうです)です。食卓として通常の使用をしただけですが、表面の塗装が半分くらい剥がれてしまったので、自分で塗り替えました。業者に依頼できる時間的余裕はありませんでした。引越し前の忙しい時期ではありますが、このまま日本に持ち帰ると、到着は年末になり、その時にはすっかり意欲を失い、ボロのまま使うことになるのが目に見えているので、えいやとやってしまいました。

剥がした
塗料はがしを使ってもとの塗料をはがします。塗料はがしは、毒性の強い溶剤で、容器には「ゴーグルをする」「一度にたくさん出しすぎない」などの注意事項が記載されています。ゴム手袋をして、プラスチックのヘラで剥がすのですが、それでも手が痺れてきます。塗料は、塗るよりも剥がす方がはるかに大変です。まず均一には剥がれない上、腰を曲げて力を入れながらヘラを使うので、腰が痛くなります。横から見て確認しながら、なるべく剥がし残しがないようにやろうとしましたが、途中で溶剤がなくなり、やはりムラになってしまいました。その後ヤスリがけをします。これがまた重労働です。

色が全然違う
広げて浸透させるとこのように

ステインは似たような色が何種類かあり、判断がしにくいので、色見本を拡大して、ipadで表示し、テーブルと並べながら色を決めました。届いたステイン液の色は、テーブルとまったく違うので、慌てました。再手配する時間もないので、そのまま塗ってしまいました。ステインはペンキのように付着させるものではなく、浸透させるもので、木目に染み込むと、もとの木の色との相乗効果で、ステイン自体の色とは違う色になります。何度か塗り重ねると、本来の塗料との違いが分からない色になりました。刷毛でステインを塗りながら、古布で広げる作業は塗料はがしよりは楽ですが、オイルステインを使ったためか、油彩画よりも強烈な臭いがありました。重ね塗りをする上、乾燥にも時間がかかるので、1週間くらい家の中がペンキ臭く、何を食べてもペンキを食べているような気分になって閉口しました。乾燥後、細かいサンドペーパーでヤスリがけをします。

仕上げにウレタン塗装をしました。ニスも、きれいに塗るには何回か重ね塗りするものらしいです。余った分を持ち帰るわけには行かないので、全部塗ってしまいました。ニスの塗り方については、こちらのページに丁寧に説明されていて、参考になります。部屋が散らかりすぎたため、完成写真はありません。テーブル塗装をやりながら、他の荷物を梱包しながら、就職活動のための書類作成などもやっていたので、慌しく過ごしました。なかなか大変な仕事ですし、塗料剥がしやステインのような毒性のあるものを使ったせいだと思いますが、パソコンも壊れてしまって難儀しました。プロに塗り替えを依頼すると、安めのテーブルが買えるくらいの費用がかかるというのは、納得できます。

ただ、このテーブルは高さが75センチもあるので、小柄な日本人が靴なしで使うには高すぎます。いずれは脚を短くして使うのもありかと思っています。仕上がりは、普段に使うには問題ないですが、やはり素人の仕事であることが明らかで、恥ずかしいので、お客様の時はテーブルクロスをかけます。

2 件のコメント:

  1. ニス塗り直してくれてありがとう。正しい判断だったと思います。

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    1. ども。しかし二度とやりたくないです。当分ダメになることはないとおもいますが。

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