ハーヴァード大学の一般公開講座、Harvard Extension SchoolのESLのクラス分けテストを受けるべく、ケンブリッヂまで行きました。テスト開始30分前に来るように、との指示があったので35分前くらいに会場に到着したのですが、その時には既に受験者が入場するためID確認の長蛇の列ができていて、列に並んで長時間待ちました。本来の試験開始時刻から1時間ほども遅れて試験が始まりました。テストは2時間で、結構難しかったです。
会場はクーラーが効きすぎで寒いし、待ち時間が長くて消耗したので「今日は(無駄に)がんばった!」と思い、ゴホウビにアメを買いました。一袋4ドルという、高いアメです。Ye Olde Pepper Candy Companieは、マサチューセッツ州セイラムの会社で、1806年創業とのことです。販売促進のためのいい話という気がしないでもないですが、公式サイトによると、
「アメリカ最古のアメ会社です。船が難破し、セイラムに流れ着いたイギリス人のスペンサー夫人がアメの作り方を知っていると聞いた近所の人たちが砂糖を一樽贈りました。その砂糖を使ってスペンサー夫人はアメを作って販売しました。最初は地元の教会で売っていただけですが、人気が出たので馬車で行商するようになりました。夫人の死後、息子が後を継ぎましたがイギリスに帰ることにし、アメ事業はジョン・ウィリアム・ペパーに売却しました」
とのことです(意訳、抄訳)。ペパーという会社名は経営者の名前に由来しますが、甘いはずなのに辛い名前という矛盾がオシャレです。
糖蜜ハッカ飴を買いました。材料は「砂糖、コーンシロップ、糖蜜、ペパーミントオイル」とシンプルです。糖蜜には少しベッコウ飴のような独特の風味があり、ハッカとよく合います。ハッカがあまり強くないのに、食べた後すっきりした後味が残ります。アメは普段あまり食べまないのですが、あまりにおいしくて続けて3つも食べたので気持ち悪くなりました。
糖蜜について調べていたら、「ボストン糖蜜災害」の記事を見つけました。
「マサチューセッツ州ボストンの港湾部ノースエンドで1919年1月15日に発生した事故である。ピュリティー蒸留会社の敷地にあった糖蜜を詰めた巨大な貯槽が破裂し、糖蜜の波が推定時速60キロメートルで街路を襲い、21名が死亡、150名以上が負傷した。」という事故があったようです。
お土産に糖蜜キャンディを贈るなら「ボストン糖蜜災害」の話もすると「ホウ」と言われると思います。
なお、テストの結果自分のレベルに適合するクラスは今学期開講されず、興味のあったアカデミック・ライティングのクラスは待ち行列に入ってしまい、運悪く受講できなかった場合は50ドルの手数料が返金されないので今学期の受講は断念しました。来学期にまたテストを受ける必要があるので、ちょっと面倒です。
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