2020年5月5日火曜日

机を買った話

 

机の広さと作業効率

机の広さと作業効率は正比例する、という記事を読みました。それなら、ベッドのように広大な机を使用すれば、驚異的な作業効率を実現できるか、といえば、多分そんなことはないので、「正比例」は言い過ぎな気がしますが、机が狭すぎると作業効率は落ちると思います。モニターをアームで取り付ける等により、多少は改善されたものの、机そのものが気に入っていなかったので、新調しました。これもまた、ずっとイヤだと思いながら、安かったのだから仕方がない、と日々我慢して使用していたからでした。

候補と選択

無垢材であること、天板の面積が従前の3割増程度になること、価格が所定の幅に収まることを条件として探し、まずは候補を3つに絞りました。研修で教わった、KT法の決定分析(DA)をやってみました。

しかし、第一候補は、大きすぎて、 部屋へ搬入するのが無理そうということが判明しました。第二候補は、掲載されている写真の色がイマイチのように思ったのですが、お店に問い合わせたところ、チーク材なので、経年変化します、とのことで、経年変化前後の写真を送って下さいました。赤褐色に変化していくようなので、これも楽しみかもしれない、と思いました。また、袖机がないのは困るのでは、と思ったのですが、かつて袖机に収納していた書類は、基本的にPCにデータで保管しているのですから、問題ないと考えました。そうであれば、脚の可動域の広い、平机の方が良いです。

従来の机

新しいものをどう買うか以上に、従前のものをどうするかが重要だと思います。夫が、10年来、L字デスクにしたいと言っていたので、購入検討前に、引き取ってもらえないか、尋ねたところ、「ええで」ということになりました。夫の机も、高さが同じなので、L字にするにも支障はなかったようです。そんな都合よく、不用品を押し付けて良いのでしょうか…自粛が開けたら、フォートナムのアフタヌーンティーで償います。

結果

<良かったこと>
  • 机の面積拡大:従来比135% 作業効率的な観点から十分な広さがあり、かつ、部屋に搬入できるものだと、これが限界です。作業効率は、従来比150%くらいになる予定です(?)。
  • デザイン:シェーカー家具風でシンメトリーな外観が気に入っています。
  • 色: 蜜蝋ワックスをかけると、色が少し濃くなりました。壁に掛けている額と、近い色になりました。
  • 滑り心地:ワックスで、表面がツルツルになり、PCやスピーカが非常に良く滑るようになりました。今後も、四半期に1回くらいはワックスがけをして、抜群の滑り心地を目指したいと思います。この机で勉強して、試験に合格することはないでしょう。 
  • 夫の机:L字になった。

<失敗したこと>
  • モニターアーム:天板と、本体の間のスペースが1,2センチ足らず、モニターアームが取り付けられずに、スタンドに戻さざるを得なかったのは誤算でした。

2020年4月18日土曜日

ホームオフィス計画


丁寧な暮らしよりも、合理的な暮らしがしたい、と常々思っています。テレワークが増えたことを以て、仕事の合理化・効率化を試みる点は変わりませんが、家で毎日何時間も仕事をする以上は、ホームオフィスを整えることも、合理化です。

テレワークで、印刷できないことの不便は、マルチモニター使用により、かなり解決できます。ただ、その分、作業スペースが狭くなり、ここでコソコソと仕事をしていると、疲労が溜まります。長時間労働しなくてはならない事情があるため、蓄積される疲労はできれば減らしたいです。そこで、机を大きいものに新調しようと考え、候補も決まっていたのですが、2人の小柄で非力な人間が部屋まで搬入するには厳しいのでは、ということになり、見送りました。代わりに、夫の手配りで、
  •  モニターを机に取り付け
  • マウスのコードレス化
を行いました。モニターは、もともとスタンドを使用していたのですが、夫が、大きいモニターを机に取り付けるアームを買ったのを見て、私も真似したいです、と言ったら、あなたにあげるよ、と言って、既存のモニターに取り付けてくれました。また、私が、作業環境にはおおむね満足していますが、ケーブルが多いのが問題です、と言ったので、コードレスマウスにしたらええやん、と言って、買ってくれました。マウスパッドは、無くても困らないので、廃止しました。

使用できるスペースが体感的に1割以上、広くなりました。出費も、机を買い替えるよりも抑えることができました。作業スペースの改善により、今後は、全く問題なく、どんな長時間労働もこなせるはずです。首を洗って待っていなさい、と言いたいです(誰に)。

before 左:残業45時間、右:残業75時間(チョーク・イシュトヴァーン『孤児』)

after 長時間労働できます!
 こんなに逞しくないし、服は着ていますが(ウィリアム・ブレイク)

2020年4月15日水曜日

アンドレ・マルティを飾った



自分では手が出ないような、高価な本を頂きました。元の所有者は、その本を全部でどのくらい閲覧したか、恐らく10時間には満たないはずです。そう考えると、勿体ない気がしました。私の所有する、貴重な本は何だろうか。私は、一生の間にその本を何時間くらい、眺めるだろう。今ではすっかり廃れましたが、若い頃は、稀覯本収集の趣味が少しあり、乏しい給料から捻出して、時々購入していました。美術館に収蔵するくらい、貴重でも、卒倒するほど高価というわけでもないけれど、これを、どんなに長くても一生で2時間くらいしか閲覧しないのはもったいなく、毎日、目に着くようにした方が良いです。額装して、展示しようと考えました。

飾ろうと思ったのは、アンドレ・マルティのポショワールでした。同時代のイラストレータは、ジョルジュ・バルビエが有名ですが、淡い色彩で、上品でかわいらしく、癖のないマルティが好みです。折しも、千代田区立図書館で、「鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界」を開催していたので、実際飾ったときのイメージを掴みたかったのと、額装の参考にしたいと思って、出かけました。展覧会を見て、やはり、これは自室にも飾りたい、と思いました。絵自体がすばらしいので、額に凝ることはないと思いました。


安価なフレームと、絵のサイズに合わせたマット紙を準備しました。ハンマースホイの作品で、テーブルや、ピアノの上の壁に、絵が、左右対称に2枚、飾られていることが多いので、真似して、机の上に2枚、飾りました。『聖ヨハネ祭の夜』と『青い鳥』から、選びました。『聖ヨハネ祭の夜』は、化学の実験室で、夜、先生がパイプを持っている絵です。化学工場の研修で、1カ月間、交替勤務(夜勤あり)をしたことがあるので、他人事とは思えない風景で、少し懐かしい感じがします。窓の明かりと、一点透視法の整然とした構図が気に入っています。『青い鳥』は、チルチルが、未知の扉を開けてびっくりしています。噴水も良いです。マルティはスペースの取り方や、配置がオシャレです。

仕事の合間に、ふと顔を上げたら薄明かりの絵画が目に入るのはうれしいです。仮に、毎日1分としても、年間では6時間ほどで、本棚に挟んでいるよりも、何倍も見ることになります。ポショワールを作って、というのは難しいかもしれませんが、アンドレ・マルティはとてもすてきなので、画集が出版されると良いな、と思っています。

2020年3月28日土曜日

自室のハンマースホイ化計画

 

ハンマースホイ化計画

身に着ける物や、家具など、間に合わせで、気に入らないけれど、安価で手に入りやすい物を買うことはありますが、その後、目にする度に「安かったのだから仕方ない」と自分に言い聞かせるコストはどれほどのものかと思います。我慢コストをかけることによって、気に入らない物に付加価値など着くわけでもなく、不経済この上ないです。仕事相手と合わないと思うなら、ためらいなく転職する一方で、毎日一緒に過ごす、気に入らない家具やカーテンを我慢しているのは不合理です。

テレワークにより、自室で過ごす時間が増えました。従来、来客の目に着く部分は、多少は気を付けてきたつもりですが、自室のインテリアは安価な間に合わせの、気に入らないものばかりで、ここで長時間過ごすと、だいたい年間数十万円の我慢コストがかかることになります。こんなことは、なるべく早く直さなくてはいけません。修正方針は、ハンマースホイです。具体的には、
  • 白くする
  • 統一する
  • ロイヤルコペンハーゲン
  • やり過ぎない

カーテン

部屋の広い面積を覆う、カーテン、絨毯、寝具などは、無地で、ベージュ系の色で揃えれば、既存のもので済む部分も多く、修正コストもそこまでかかりません。大きさの異なる3つの窓に、バラバラなカーテンがかかっていたので、ベージュで揃えました。ミラーレースのカーテンは見栄えが良くありませんが、通常のレースのカーテンだと、南日と西日で、中にいる人が3時間で溶けるので、致し方ありません。ハンマースホイさんの家のカーテンは、全部白だったようです。

『カードテーブルと鉢植えのある室内、ブレスゲーゼ25番地』、1910-11年、マルムー美術館

照明

天井に貼り付ける式のシーリングライトで部屋を煌々と照らすのは、薄明かり的な観点から、問題があります。下記の文章を読んで、ミルクガラスの浅いシェードの照明にしよう、と決めていました。
電燈などはもうわれ/\の眼の方が馴れッこになってしまっているから、なまじなことをするよりは、あの在来の乳白ガラスの浅いシェードを附けて、球をムキ出しに見せて置く方が、自然で、素朴な気持もする。夕方、汽車の窓などから田舎の景色を眺めている時、茅葺きの百姓家の障子の蔭に、今では時代おくれのしたあの浅いシェードを附けた電球がぽつんと燈っているのを見ると、風流にさえ思えるのである。 (谷崎潤一郎『陰翳礼賛』)
ハンマースホイの作品にも、ミルクガラスのシェードらしきテーブルランプが見られます。

プリンタカバー

夫が「プリンタはホコリ被るから、カバーしないとあかん」と言って、ビニール袋をかけられてしまいました。実家に40年も死蔵されていたナプキンをつないで、カバーを作りました。食卓に使うには気が引けますが、このままさらに20年も死蔵して、最後はリサイクルショップに持って行くなどはしたくなかったためでした。ハンマースホイ作品には、白い布をかけたテーブルが頻出しますが、これを以てハンマースホイをお手本にしました、と言うには無理がありすぎるので、カバーが落ちないように、ハンマースホイで押さえています。

ロイヤルコペンハーゲン

ハンマースホイは、ロイヤルコペンハーゲンのパンチボウルやコーヒーポットを作品に取り入れています。でも、パンチボウルとか使わないし、同じ種類でなくて良いと思いました。マグカップを愛用しております。

やり過ぎない

建物は賃貸アパートであって、アルミサッシの窓や、ペラペラなドアは変更できませんから、ハンマースホイに近付けることなど所詮はできない相談です。その制約の中で、やり過ぎると却っておかしくて、ほどほどにすることが大事だと思っています。1ヶ月テレワークをして、業務上は特段の支障もなかったので、テレワーク推奨が終わっても、2日/週はテレワークを継続するつもりです。自室で特に気に入っていない部分は修正したので、今後は、時間をかけて、どうするかを考えます。夫は、「この部屋、簒奪したいわ。居座って、『実はこの部屋、ワシのだったんすよ』って言いたいわ」と言いますが、隣に同じような部屋があるのだから、自分の部屋を気に入るようにすれば良いのでは、と思いました。

2020年2月16日日曜日

法人税法能力検定1級

昨年10月に受験した消費税法能力検定1級に続き、法人税法能力検定1級に合格しました。この試験の合格率は50~70パーセント前後の時が多いですが、今回は80.1パーセントもあり、合格したからと何も自慢になりません。試験は2回/年、10月末と2月初頭に行われます。申込期間が開始したら、速やかに申し込むことが重要です(人気のある会場は、すぐに満席になってしまいます)。

消費税法は2カ月程度の勉強で何とかなったので、法人税法も3か月も勉強期間があれば十分だろうと思いました。ただ、法人税法の方が、消費税法よりは多少難しく、覚えることも多いようには思います。今回の試験には出題されなかったものの、減価償却の出題があると、必ず1問は例外的な取り扱いがあって、克服できませんでした。消費税法と同じく、過去問と、あまりよく分からない公式テキストが主な教材で(税理士試験の法人税法の教材を使う手もあるようですが)、最初2週間は全然解けずに泣きそうになりました。なんでこんなムズイ試験の合格率が8割もあるのか!と思います。ただ、まずは同じ分野をまとめて、何回か繰り返すうちに解けるようになりますし、この試験は全体的に親切設計なので、楽しく勉強できます。


過去問は、3回か5回も繰り返せば合格レベルに到達すると思いますが、私は8回ほども繰り返し、平均点90点以上取れるようになっても、まだ過去問を解き続けていたので、夫に「意味ないと思いますよ。他の勉強に着手した方がええで」と言われました。本番も、合格点70点のところ、92点でしたし、この後も、幾多の試験が「受けて、受けて」と待ち構えている状態なので、夫の言う通り、早めに切り上げて他の勉強をした方が良かったのかもしれません。

いつも力になって下さる尊敬する人に、「あなたの業務は、税務とも密接に関連するので、折に触れて税務の勉強をしておいて下さい」と言われた直後に受験したので、図らずも出来レースぽくなり、うれしいことでした。