2012年9月18日火曜日

ワシントンDC旅行 国立美術館

National Art Galleryはスミソニアン博物館群の一部のような立地ですが、スミソニアン博物館ではありません。ワシントンDCの見どころの一つだと思います。

裏口だった
欧米の美術品が中心のコレクションです。アフリカやアメリカインディアン美術の博物館は別にあるので、ここにはあまりありません。


2階のギャラリーは廊下の中心と両端に噴水があります。



写実的なバイオリン。f字孔の間に松脂が白くたまっていますが、ちゃんと拭いた方がいいですよ。


夫曰く、「お母さんの手が赤ちゃんの肌のプニプニ感を楽しんどるねぇ」若く美しいお母さんと子供に、なぜかおじいちゃんのお父さんというアンバランスな家族です。お父さんは心ここにあらずという様子で、お母さんは自分の膝の上にいる子だけに注意が向いているようですし、一番年かさの娘さんは一人カメラ目線で澄ましていて、なんともちぐはぐで妙な人々です。

「ヒゲ描いちゃおう」

ラファエロの聖母子です。美しい絵はたくさんありますが、ラファエロは格別です。周りの空気すら清らかになるような、端正な美しさです。


これはこれは、ありがたきフェルメール先生ですか。「真珠の耳飾りの少女」が日本に来ましたが、チケットを買うために1時間、最前列でフェルメールを見るために1時間並ぶ必要があると聞いています。ナショナル・ギャラリーはこの作品の前が特に混雑しているということはありませんでした。フェルメールの作品は(日本に?)貸し出し中で所蔵している美術館に行っても見られないことが多いそうです。描かれた女性は静かな満ち足りた表情をしていて、白い頭巾の効果か、画面に清潔感があります。


 「読書する女性」はアメリカで人気のある題材で、いろいろな画家の「読書する女性」を集めたカレンダー、スケジュール帳、ポストカードなどが販売されています。私は特に上の写真の彫刻が好きです。ピエトロ・マグニという彫刻家の作品です。ナショナル・ギャラリーには他にフラゴナールの「読書する少女」もあります。

この後すぐ近くの国会議事堂に行きました。カメラの電池がなくなってしまったので写真はありません。翌日は半日あったので、ダレス空港近くの航空宇宙博物館別館に行く予定でしたが、疲れたので結局行きませんでした。空港でのチェックインに思いのほか時間がかかり、行かなくて正解でした。なお、ダレス空港は国際空港でワシントンDC中心部からの交通アクセスが悪いため、アメリカ国内から行く場合はロナルド・レーガン空港の方がおすすめです。ワシントンDCは博物館、美術館はほとんど無料で見ることができますが、宿泊料、交通費、食費などの物価が高いです。




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