チャイコフスキーとサン=サーンスのバレエごっこ

この体型でバレエは大変そう
 10月9日はサン=サーンスの誕生日です。Classic FMがサン=サーンスとチャイコフスキーについてのおもしろいエピソードを紹介していたので、ちょっと調べてみました。チャイコフスキーとサン=サーンスは1875年に出会い、意気投合しました。チャイコフスキーの弟は、日記に以下のように記しています。

「...二人(チャイコフスキーとサン=サーンス)はバレエに夢中だっただけでなく、二人ともバレリーナの真似事をするのが非常にうまかった。あるとき、お互いの芸術的才能を見せつけるためにモスクワ音楽院のホールで『ガラテイアとピグマリオン』の短いバレエを演じた。40歳のサン=サーンスはガラテイアの石像の役を演じ、チャイコフスキーはピグマリオンを踊り、ルビンシュタインがピアノ伴奏をつとめた。不運なことに、この奇妙な演目が演じられる間、観客は一人もいなかった」(出典

観客が一人もいなかったのは不運なのか幸運なのか、よく分かりませんが、男性を中心としたバレエは、現在ではマシュー・ボーンのもの(まじめ)やトロカデロ(パロディ)もあるので、いいのではないかと思います。トロカデロの『瀕死の白鳥』(音楽、サン=サーンス)

バーン=ジョーンズ「ピグマリオンとガラテイア」
 サン=サーンスの音楽は交響曲第3番「オルガン付き」とピアノ協奏曲第4番が好きです。オルガン付きはコンサートホールでの演奏を聴くと衝撃的です。


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