実物はもっと青いです |
濃い緑色のイギリス、ロジャーリー産蛍石を入手しました。無粋ですが、この色を見ると緑色の強烈な洗剤とか、マウスウォッシュを思い出します。白い部分は洗剤の泡です。この蛍石は、電灯の下では緑色ですが、日光に当てると縁が群青色に見えます。写真で見ても、「ほう、それで?」というところですが、実物を見ると結構驚きます。天然のものがこのように色変わりするということはほとんど神秘的ですらあります。おそらく、ブラックライトを当てると蛍光するのだろうと思いますが、私は蛍光するかどうかにはそこまで興味がなく、持っていないので分かりません。
鉱石を収集して思うのは、標本は大きければ大きいほど良いというものではない、ということです。一抱えほどもあるものはインパクトがありますが、日本で一般的な家に住む限り、飾る場所に困ります。(偏見ですが)下手をすると、簡単に持ち上げられないサイズの標本は、こけしや木彫りのクマのような民芸品と一緒に床の間に飾られているおじいちゃんのコレクションを思わせます。大きいのは博物館で見れば良いと思いました。とはいえ、小指の先ほどの小ささでは悲しく、重量40~200gほどのサイズが好みです。標本カードには産地の他、購入元、価格、買った日付と重さを記載しています。
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