フィギュリンのコレクション


ロイヤル・コペンハーゲンまたはビング・オー・グレンダール(B&G)のフィギュリンをコレクションしています。B&Gは1987年にロイヤル・コペンハーゲンに買収されました。磁器の質感や壊れやすさにひかれます。また、憧れの東京都庭園美術館にロイヤル・コペンハーゲンのペンギンのフィギュリンが所蔵されているので、それに倣いました。ペンギンは、長い間行方不明になっていたらしいのですが、21世紀になってから美術館に寄贈されました。その感動的な顛末はこちらのブログに書かれています。

ロイヤル・コペンハーゲンは現在でもフィギュリンを販売していて、昔の物に比べると使われている色数も多く、人間の顔はリアルで現代風に変わっています。私は、20世紀半ば頃に作られた、少し古風な衣装で色数も少なめのものを集めています。この頃に製作されたフィギュリンは、あまり笑っておらず、寂しげな表情で奥ゆかしいです。

「これなに?」「うどん」「これは?」「知らん」
夫のお気に入りです。二人でどんな話をしているか教えてくれました。アメリカではポピュラーなのか、よくebayに出品されています。

メアリー
アーミッシュのような頭巾をかぶっています。このフィギュリンは青い服を着ているバージョンもあるらしいのですが、私は見たことがありません。少し心配そうな、生真面目な表情です。

グレーテ
編み物をしています。清楚な雰囲気です。他もだいたいそうなのですが、子供たちのフィギュリンが、うつむいて自分の世界に入り込んでいる様子なのが自然な様子で好ましいです。私はこのフィギュリンがとりわけ気に入っていて、他と比べると値が張りましたが、清水の舞台から飛び降りました。

オーレ・ルコイエ
 アンデルセン童話に登場する眠りの妖精です。手に持っているのは砂で、子供の瞼にこの砂をかけて眠らせるそうです。そして腕に抱えた傘をさしかけて子供に夢を見せます。

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