2013年1月14日月曜日

霧のボストン、BSO


 ボストン交響楽団のコンサートに行きました。図書券を持っていたので使おうと思い、コンサートの前にプルデンシャルのBarnes & Nobleを冷やかしました。写真はシンフォニー・ホール~プルデンシャル間の遊歩道です。ステンドグラスがあるのはクリスチャン・サイエンスの教会です。クリスチャン・サイエンスの教義には共感しませんが、この教会は豪華な建物です。霧があって、独特の雰囲気が出ていました。


本屋さんで欲しい本が見つからなかったので、図書券はオンラインで使うことにし、絵葉書を買ってホールにむかいました。


今回は後部バルコニー席でした。指揮者はアラン・ギルバート、曲目は
  • デュティユー「メタボール」
  • チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
  • ストラヴィンスキー 3楽章の交響曲
  • ラヴェル 「ラ・ヴァルス」
でした。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は夫が特に好きな曲です。でも、ソリストの音が小かったり、ところどころ音程が不安定だったりして「?」と思い、プログラムを見てみると本来予定されていたリサ・ヴァティアシヴィリが病欠で、代ソリストが出演していたようです。少し残念な気もしましたが、コンサートはナマモノなので、常に完璧を期待する方がおかしいですね…

デュティユーは弦楽器の弓の木の部分で弦を叩いたりして、奇をてらっているという感じでしたが現代音楽はやはりよく分かりません。ストラヴィンスキーは金管のための音楽だと思いました。「ラ・ヴァルス」はラヴェルが
渦巻く雲の中から、ワルツを踊る男女がかすかに浮かび上がって来よう。雲が次第に晴れ上がる。と、A部において、渦巻く群集で埋め尽くされたダンス会場が現れ、その光景が少しずつ描かれていく。B部のフォルティッシモでシャンデリアの光がさんざめく。 (Wikipediaより)
と解説している冒頭部分が、まさにその情景のとおりで興味深いです。アマオケでドビュッシーを演奏した経験のある夫が「ああいう曲って、パートごとだと何をやっているかよく分からなくて、トゥッティになってはじめてどういう曲かが見えてくるから、演奏するのはめっちゃ難しいんやで」と言っていました。

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