Grace Chapelのクリスマス礼拝


洗礼を受けていませんが、心はプロテスタントなのでクリスマスくらいは礼拝に行きましょうと思い、ESLでお世話になったレキシントンのグレース・チャペルに行きました。クリスマス・イヴは多くの人が行くため、3回の礼拝が行われるのですがそれでも大変混雑していました。遅くなればなるほど混雑すると思ったので一番早い15時の礼拝に行きました。

これまで伝統的なカトリックのミサと聖公会の礼拝に行ったことがありますが、グレース・チャペルの礼拝はそれとは大きく違い、驚きました。礼拝堂に入ると、聖壇(ステージのように見えます)で大音量で演奏されているエレキギターとドラムセットに唖然とします。2階のバルコニーの所に照明設備があり、カラフルなライトの元、若者たちがマイクを持って賛美歌を歌います。伴奏はエレキギターとドラムの他、オルガン、ピアノ、ブラスバンド、弦楽オーケストラ、バグパイプなどで行われていました。聖壇の上ではキリスト降誕劇ではなく、コントのようなお芝居をやっていました。私は「教会に派手な恰好をしていったらいけないだろう」と考え、黒っぽい服でお化粧も地味にして行きましたが、牧師先生は真っ赤なネクタイを着けていらっしゃいました。

でも牧師先生のお説教は感動的なもので、キャンドルサービスも美しかったです。礼拝堂での写真撮影は控えましたが、ロビーや別室、併設のカフェなどにはたくさんのクリスマスツリーやリースが飾られていました(グレース・チャペルは明らかに裕福です)。そのうち1本は写真のように上下逆になっていました。これは「商業主義に先導されるクリスマスを見直そう」という意味が込められているそうです。

帰宅し、「異国では和風の食事をすることこそが贅沢だと思う」と言って、おこわ、すまし汁、揚出し豆腐、白玉団子などクリスマスらしくもない夕飯を食べ、第九を聴きました。年末に第九を聴くのは日本だけのようですが、それでも私は聴きたいです。


アドベントカレンダーの24日の窓の絵です。幼子イエスが指をしゃぶっていてかわいいです。

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