2018年5月3日木曜日

庭園美術館、フランス絵本


庭園美術館が建物公開中で、写真撮影ができるというので、出かけました。書籍や、オンラインでプロが撮った写真や、プロはだしの写真家による美しい写真をふんだんに見ることができ、それよりも自分がうまく写真を撮れるなどと思うはずがないし、カメラもコンパクトデジカメしか持っていないのに、写真を撮りたいと思います。撮影することによって、わずかでも手に入れたかのような錯覚に陥るからでしょうか。



特別展は「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」でした。 ブーテ・ド・モンヴェルとアンドレ・マルティが好みでした。アンドレ・マルティといえば、ジョルジュ・バルビエを引き合いに出されることも多いかもしれません。アンドレ・マルティの方が軽やかで上品で、パステルカラーが庭園美術館の雰囲気に合っているように思います。複数のイラストレーターの作品が出展されていると、自分の好みが分かり、おもしろいですが、庭園美術館はアンドレ・マルティ展をやってくれれば良いのに、と思っています。筑摩書房から刊行されているフィオナ・マクラウド著『ケルト民話集』は、内容とは全く関係ないですが、マルティのイラストが白黒で所収されています。マルティがイラストを描いている『青い鳥』と『風車小屋だより』は私の持っている数少ない稀覯本です。



花壇に咲いた花をラリックの花瓶に飾ります。花瓶に花を活けないで飾っておくのはもったいないので、普段に使います。花瓶は、もとはと言えば庭園美術館のラリックに憧れて入手したものです。今週の花はスイートピーでした。スイートピーは、花屋さんでは1本~3,4本単位で販売されていることが多いですが、種を一袋、蒔いたところ、思いのほかよく咲くので、花瓶にあふれるように活けています。花瓶は、不安定な形で活けにくいのが難点ですが、意外とどんな花にも合います。

2018年4月22日日曜日

コンサート最終回

夫の所属する市民オーケストラのコンサートに行きました。帰国後、すぐに入団し、3年半、在籍しましたが、この度退団することとなりました。



毎年、4月下旬に兼松講堂で開催されるコンサートに、私は計4回行きました。毎年、完璧なお天気で、お客様も大勢入り(今回は満席でした)、オケも楽しそうに演奏しています。一橋大学は憧れの大学で、建物が美しいだけでなく、周辺は静かで整った街並みで、駅から延びる大学通りの脇に花壇があるのも良いし、その上、日本最高峰のレベルの高さです。どこでも学べる成績なら進学したいと思っていました。実際にキャンパスに行ってみるとさらに憧れが募りました



大学通りの桜が終わってからも、その下に植えられている様々な花が咲きます。今回は、ブルーベル、パンジー、デイジー、チューリップ等がありました。自分で花壇を作るようになってから、外で見かける花も、手入れはどうしているのだろうとか、この色の取合わせは真似してみたい、等と気にするようになりました。国立は市としては小さいですが、国立市民は居住地域に愛着を持っているように見受けます。私は、別のところに転居後、2,3回国立に行きましたが、行く度に国立に住んでいた頃が一番良かった、また国立に住みたい、と思います。ただ、今が不幸だというわけではありませんし、国立は都心から離れていて交通の便もイマイチのため、近いうちに戻ろうということはありません。


夫は、音楽じたいは楽しんでいたのだろうと思います。100人を超える団体の活動なので、大変なことは多かったようですが、きっと良いこともたくさんあったでしょう。毎週末に、オケの練習の他、カラオケで3時間以上さらっています。平日は普通に仕事をして、週末にそれだけ時間を取られるのは並大抵ではないと思いますが、そこまで好きなことがあって羨ましく思います。団体に所属するにしろ、しないにしろ、今後も音楽を続けられますように、スイートピー(花言葉・門出、思い出)を贈ります。


2018年4月15日日曜日

マーブリング





工作に必要な要素は、①出来上がりが美しいこと、②完成品が場所塞ぎにならないこと、③誰が作成しても概ね同じ結果になること、だと思っています。一定レベルに達するために膨大な練習・技術・才能を要するものは、練習で作ったものをどうするのか、という問題があるので、手を出しません。①~③をすべて満たす都合の良い工作など、なかなかないのかもしれませんが、小・中学校で行われるようなものであれば、少なくとも③は満たすと思います。例えば、中学校で経験した、マーブリング、折り紙建築、蛇腹折りなどは、①~③を満たし、大人がやっても楽しそうです。

マーブリング用の染料を入手し、天気の悪い休日にやってみました。マーブリング水溶液や洗濯糊を使用して、インクを載せる土台に粘度を付けると、模様がコントロールしやすくなるようですが、まずは、水の上にインクを落として、箸でひっかくだけ、という単純な墨流しをやってみました。単純な墨流しでも、模様は、自分では到底描けない、複雑なものになり、瑪瑙を作っているようでとても楽しいです。つい没頭してしまいます。

できたものは、特に使い道もないので、ノートの見返しに張ったりしています。昔の、ヨーロッパの高級な書物は、マーブル模様で覆われていたようですので、そこまでおかしい使い方でもないでしょう。

人生はマーブル模様です。全く引っかかないと単純すぎておもしろくなく、かといってかき混ぜ過ぎては色が濁ってしまいます。辛いこと、嫌なことも、後からマーブル模様の全体を構成する一部として見れば、模様上の必然だったのか、と思えます。次回、夫が「人生って何なん」と言ったら、すかさず「マーブル模様ですよ」と回答します。

2018年4月14日土曜日

庭仕事の成果



引越しをする際に、花壇のある家という条件で探したわけではなく、条件が合う家にたまたま花壇が付いていたので、当初は手入れが面倒だとしか思っていませんでした。しかし、最近は週末に雨が降らない限り、毎週のように庭仕事をし、花壇には植物が繁茂しています。趣味というのは何でもそうなのかもしれませんが、最初から自分はこれが好きだ、と思って始めることはむしろ少ないように思います。きっかけは成り行きでも、やってみたら案外おもしろかった、ということはあります。そう考えると、自分はもっと多趣味で明るく社交的な人生を歩んでいておかしくないはずですが、実際は遮光的な日陰者です。




昨年の秋に球根を植え、春になってやっと花が咲くようになってきたので、気の長い話です。ダメになったのか、と思った花も意外と咲きました。この時期は、毎週のように花壇から摘んできた花を飾ります。これまでの収穫には、スイセン、ネモフィラ、ヒエンソウ、スズランスイセン、ハナカンザシ、スイートピー、フリージアがあります。

ネコ除けとして、ミント(本当は地植えにしない方が良いそうです)、レモンバームを植えています。ハーブの葉っぱを摘んで、お湯を注いで、フレッシュハーブティーにします。酒類もコーヒーも飲まないので、我が家にはお茶・ハーブティー類が充実しており、その一つとして花壇から取ってきて煎じて飲むのも含めることにします。フレッシュハーブティーは、夫に言わせると「胃薬のにおい」とのことです。


桃・栗3年、アンズは実を付けるまでに何年かかるのか知りませんが、淡いピンクの花は砂糖菓子のようでした。梅と桜の中間のような花です。中国の「杏林」のお話が好きです。

スズラン、ブルーベルは花芽を付けているので、今後に期待します。ヤグルマギクは、双葉しか出ていませんが、好きな花なので咲いて欲しいものです。昨年、西洋アサガオで散々な目にあったので、今年は、おとなしく日本アサガオをまきました。ミントは良く茂るそうなので、たくさん獲れたらミントシロップを作ってみようと思います。また、遠い将来の目標としては、アンゼリカを苗から育て、本物のキャンディードアンゼリカを作る、ということがあります。庭仕事をしていると、限りなく妄想が広がり、それもまた楽しいです。

2018年3月25日日曜日

花と団子

自室の窓から、隣のアパートの桜の木が見えるのが気に入っていました。毛虫被害が発生したのかもしれませんが、昨年、枝を大幅に伐採してしまったため、今年は昨年の1/10程度しか花を付けず、残念でした。こんな桜では満足できないので、山種美術館の桜展と、目黒川のリアル桜でお花見をしました。


山種美術館は、駅からさらにバスに乗って行きます。辿り着いても、小規模美術館で展示数も少ない(今回は60点)のですが、こういうのもありかなと思います。写真上列中央の、速水御舟の月下の桜が良いです。色々なピンク色の霞を眺めると、やはり桜は良いものだと思いますし、その後のリアル花見への期待も高まります。

天気の良い休日で、桜がほぼ満開とあれば、混雑しないはずがありません。それでも、通り道だったので目黒川に行きました。座り込むスペースがほとんどないので、屋台も出ていないし、花の下で飲食する無粋な花見客もいないのが好ましいことでした。桜を見ると、色々なことを考えます。ただ美しいだけで十分以上だと思っています。とにかく「役に立て、役に立つことこそが肝心だ」と言われますが、美しければそれだけで価値があります。




目黒川の提灯は、表から見るとお店の名前などが書かれています。しかし、橋の上や、対岸から写真撮影をしたときには、文字は見えないようになっていました。撮る際には気付きませんでしたが、撮影した写真を見て、おお、と思いました。ステキな配慮と思います。

美しければ良い、と言いつつ、Fortnum & Masonでお茶をしました。Fortnum & Masonは、英文学にも登場することがあり、一度アフタヌーンティーをしてみたいと思っていました。三段重ねのお皿で、ケーキ、スコーン、サンドイッチが供されるものが、見た目にも華やかで、憧れでしたが、2人でサンドイッチとクリームティーをシェアしました。クロテッドクリームが重いので、これよりも多く食べるのは無理です。


家にもお花を欲しいと思い、スイートピーを買いました。ネモフィラは、花壇から摘んできて、活けました。不相応に贅沢をし過ぎですが、昨年と同じような、変わり映えのしない一年にはしたくないので、興味あるイベントには積極的に出かけたい所存です。天気も良く、桜色に縁どられた休日でした。



2018年3月18日日曜日

江ノ島遠足

ビーチコーミング日和

日頃、読んで読んで、書いて、書いて、読んで、書いて、という仕事で、その作業を辛いと思ったことはないものの、その上さらに読書をしたり、ブログを書いたりしたところで、あまり気分転換にはなりません。私の仕事上のストレスはほとんどないに等しいでしょうから、ストレス解消などと言ったら厚かましいですが、同じ種類の作業を繰り返していると、ビーチコーミングの夢を頻繁に見るようになります。そんな次第で、江ノ島に出かけて、海岸を歩き、えのすいへ行きました。

らせん状のものが、天然なのか、人工物なのか、いつも気になります。

凹面レンズで、吸い込まれそう。自分も一緒に泳いでいる錯覚に陥る?!
渋い色合い

人気のクラゲ。他にも多種類
映画『エヴォリューション』を思わせる。左下の魚の顔がヘン。
フウセンウオ

えのすいの新顔で、注目を集めていたのはカワウソでした。餌を食べる様子がかわいらしいです。混雑していたため、写真は撮れませんでした。もう一つの新顔はフウセンウオです。底面に吸盤が付いていて、岩や海藻などに張り付くことができる、とのことです。ずっと同じ方向を見て、微動だにしません。丸い姿がかわいいとも言えますが、これだけ大勢が一カ所に張り付いているのはあまりぞっとしない眺めでもあります。イワシの大群が泳ぐ様子を見て、気持ち悪いとは思わないのに、フウセンウオは「かわいい」と言っている人と「キモい」と言う人が半々くらいでした。


ビーチコーミングは、無心になれます。波の音を聞きながら、延々と貝殻などの漂着物を拾っていたくなります。今回は、ツメタガイと、白くて薄い二枚貝が多かったです。駅前のお土産屋さんで、ヒオウギガイなどを購入しました。小町通りの雑貨は何一つほしいと思わないのに、海辺で貝殻を販売するお店には長時間入り浸りたいです。夫に悪いので、早々に切り上げましたが、貝を見ていると理性が飛び、色々と買い込んでしまいました。貝ボタンも好きで、ファッションには疎いにもかかわらず、シャツのボタンがプラスチックだと、全部貝ボタンに付け替えるくらいなので、前世は貝だったのかもしれません。

とはいえ、貝を食べるのは好きではないので、お土産は、うさちゃんのお店(鎌倉五郎)で少しだけ買いました。夫は、このお店でお菓子を買うと付いてくる栞のお話を読んで、毎回必ず「ええ話や」と言って、自分がもらい泣きしそうになっています。

2018年3月4日日曜日

花、絵葉書、鉱物



晴れて暖かい週末でしたので、ネコノヒタイ花壇の手入れをしました。狭い分、一通り雑草を除くのも、すぐに終わります。私は、花壇を、それ自体を良く見せるよりも、家に飾れるように、花を栽培する場所と考えています。日本の標準的な家の、敷地の狭い庭ではそうならざるを得ないと思います。自分で花を栽培するようになって、花屋さんの品揃えと、一般的な、自分で栽培する花は結構違うことに気付きました。スイセンが咲いていたので、収穫して飾りました。市販のスイセンは、12月には咲いていますが、花壇のは3月になってやっと咲きました。ニホンズイセンは星のようで、好きな花です。どんな絵葉書、鉱物と合わせようかしら、と考えて、自分で作った花を飾るほど良いことなどそんなにないと思います。スイセンには、ワシントンDCで見た、アボット・ハンダーソン・セイヤーの少女のような天使と、水晶を合わせました。

秋に球根を植え、種を撒きました。種で、芽が出て育っているのはスイートピーだけで、クロタネソウ、ポピー、ヤグルマギクは、発芽はしたものの、その後消滅してしまいました。種から作るのは難しいです。スズランスイセン、ブルーベルは半年ほども眠り続けていたので、土の中で球根が溶けたのだろうと思いましたが、3月になって芽が出ました。フリージアは、最も早く発芽したものの、花を咲かせる気配はありません。チューリップ、ダッチアイリス、クロッカス、ユリ、スズランの今後に期待します。

2018年3月3日土曜日

シフォンケーキ修行






アメリカ滞在中は、お菓子は自作することが多かったです。市販品はあまりおいしくなく、原材料、特にバターが安価ですし、私がニートでヒマだったためです。日本だと、市販品がおいしいですし、バターが高価で、平日は仕事があるので、そこまで熱心にお菓子作りはしません。ただ、シフォンケーキだけはしげしげと作ります。バターを使わないため、材料費が安いですし、設備投資が結構かかるので、遊ばせておいたらもったいないですし、自分でする作業は合わせて20分くらいだからです。シフォンケーキは、製造コストがそれほどかからない割に、市販品を買うと、小さい一切れが結構高いです。何回作ると設備投資を回収できるか、考えてみました。


【設備投資】
シフォン型  2,000円
電動ミキサー 1,500円

【1個当たり製造コスト】
卵   20*4=80円
粉     約15円
砂糖   約15円
牛乳   約10円
油     約30円
レモン等フレーバー 約50円
電気、水道等  約50円
合計 250円

【市販品との差額】
市販品ホールが1,500円/個とすると、1,500-250=1,250円

上記の計算で正しいのかどうか分かりませんが、3回作れば、設備投資を回収できることになると思います。

レシピは、なかしましほさんの「とてもくわしいシフォンケーキのレシピ」を使わせて頂いています。卵黄と卵白の数が一致しているのがありがたいです。バニラの香りが苦手なので、レモン、オレンジ、紅茶、抹茶などを入れています。レモンやオレンジジュースを入れると、香りは良いですが、底上げが起きやすいようです。紅茶の葉っぱを入れると、食感が悪くなります。工程としては特に難しいところはないと思いますが、なかなか、うまくきれいには焼けません。冷蔵庫にある材料でできますし、食感も軽いので、「今日こそはきれいに作りたい」と思って、何度も作ってしまうのでした。

そんなにシフォンケーキばかり食べることで良いのか、というのはまた別問題です。

2018年2月24日土曜日

すみだ水族館

会社帰りに、スカイツリーの麓にある、すみだ水族館へ行きました。毎日、21時まで開館しているので、サラリーマン狙いかと思います。私はカイシャ帰りに魚見ないとやってられない、というほど仕事が嫌なわけでも疲れているわけでもないですが、毎日朝から晩まで、ディスプレイの明るいライトに照らされているので、水族館の薄暗い照明が時には必要です。休日に、気合を入れて行くよりも、(早く出社して)定時に終わってふらっと水族館に立ち寄るのが良いなと思っています。






クラゲや熱帯魚はきれいですし、ペンギンもいます。ペンギンはイチャイチャしすぎです。私なんて、仕事の帰りに一人で行ったのに。
ただ、都会の水族館なので、狭いですし、魚・動物以外のものをアピールしているのがあまり好きではありませんでした。水族館で最も重要なのは、魚の種類と数、水槽の美しさであって、アロマ、BGM、映像の演出などは、むしろ余計だと思います。 タツノオトシゴの飼育もありません。イルカやアシカなどの海獣がないのは仕方ないとしても(イルカ・アシカはありませんが、オットセイの飼育はあるようです。失礼しました)、タツノオトシゴは小さいのですから、設置して良いと思うのですが。狭過ぎる水槽で窮屈そうにしている魚が多いのも気になります。スペースの関係なのか、school of fishもありません。

すみだ水族館は
良いところ:21時まで開館している。カイシャ帰りに気軽に行ける。大水槽がある。クラゲも少しいる。
良くないところ:変な演出が多い。展示物の種類が少ない。タツノオトシゴがない。

年間パスはいらないかなと思いました。