2014年5月8日木曜日

コニーアイランド



コニーアイランドは、O.ヘンリーの短篇によく登場する遊園地です。19世紀に創業した老舗の遊園地で、かつては一大行楽地として隆盛を誇ったものの、20世紀半ばころから衰退し始め、2008年には一旦廃業しました。その後、リノベーションされて現在に至ります。


O.ヘンリーの短篇に登場する、つましいニューヨーカーが「コニーアイランド」を語るときの、日常からそれほど遠くないけれど、少し特別な、同時に親しみのこもった感じが、良いです。また、大学のアメリカ文化史の講義では、「コニーアイランドは、今ではすっかり荒廃しています。寂れた遊園地には独特の雰囲気があるので機会があれば訪れてみてください」と教わりました。遊園地のアトラクションに特段の興味はありませんが、「19世紀と同じ遊具」、「荒廃している」ときけば憧れが募ります。コニーアイランドはぜひ行ってみたいものだと思っていました。


古い設備を放置していても、治安の観点からあまり良いことはなさそうですし、リノベーションは必要だったのでしょうが、遊園地としては(一部、古い遊具は残っているようですが)すっかり普通になってしまいました。特に荒廃しているわけではありません。行った日は休みでしたが、休日は賑わうのだろうと思います。。ただ、海辺にあって、海を眺めながらアトラクションに乗れるのはやはり魅力だろうとは思います。外側から眺める図も、絵になります。海は紺碧で、きれいでした。

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