2014年5月7日水曜日

メトロポリタン美術館再び



月初の週末をねらい、Bank of Americaの口座保持でメトロポリタン美術館を無料で見ました。美術館は改装中で、建物のまわりにはシートが張ってあり、内部も閉鎖中の所がありました。広大過ぎて全部見ることはできないので、エジプトやアジアはスキップし、ヨーロッパとアメリカを中心に見ました。


サージェントの「マダムX(ゴートロー夫人)」です。縦長の作品で、少し高い位置に配置されているので、上の方が光ってよく見えません。それでも、本作に関する事実をもとにした小説を読んだので、モデルと作品のユニークさが理解できます。サージェントはアメリカ最高の画家だ、と断言します。アメリカのいろいろな美術館での彼の作品及びその扱いを見ると、他の画家とは一線を画す存在であることがよく分かります。


ウィンズロウ・ホーマーは、サージェントほどの知名度ではないかもしれませんが、アメリカの国民的画家だと思います。スカートを絞っている仕草がユーモラスです。




今回、美術品は、実物ではなく、作品名の記載があるプレートを写真に撮って、後で画像検索する方針にしたのですが、シャヴァンヌとハンマースホイは、見つけたらとりあえず写真を撮ることを習慣にしています。また、フェルメールを見ると俄然、ミーハー根性を発揮し、絵の前で記念撮影します。メトロポリタン美術館所蔵の「眠る女性」と「リュートを調弦する女性」は特に好きな2枚です。

お姉さん「これ、わしのイノシシ」
お兄さん「いや、わしの」
後ろの人「泥棒!プワー!」
「真ん中の人、無理のある姿勢やな。これは苦しいやろ。左の子はなぜか鼻つまんどるし」
好きな作品、美しい作品は鑑賞してひたすら快い気分に浸れば良いですが、あまり気に留めなかった作品でも、夫が本来の主題とは関係のない、おかしなストーリーを教えてくれることがあります。上の作品はルーベンスの「メレアグロスとアトランタ」下はヴァン・ダイクの「聖母被昇天」です。夫がおもしろいキャプションをつけた写真はこちらにあります、とさりげなく宣伝しておきます。

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