2014年4月24日木曜日

スペイン産蛍石



夫がバレンタインデーに鉱物を贈ってくれました。スペイン産の蛍石2点です。エビで鯨を釣った感があります。La Viescaという鉱山から産出したもののようです。これは、紫がかった青の清楚な色合いで、母岩にキラキラする小さな水晶がついています。蛍石の奥に、水晶がかすかに透けて、角度によってイリデセンスが見えます。


「紫陽花」という寒天で作る夏の和菓子のようです。あの和菓子は着色料の塊という感じで、食べるのは躊躇してしまいますが、見た目には涼しげです。スペイン産蛍石は、黄色の他、青、紫のものが多く、結晶部分がガラス質で透明度が高い物もよくあるようです。標本は大きければ大きいほど良い、というものでもなく、この2点は小ぶりではあるものの、色合いや形が気に入っています。

蛍石、紫水晶、銀星石、天青石

鉱石はガラスの蓋付き標本箱に収納し、いつも見られるようにしています。「秘めたる宝石」もすてきではありますが、私の持っているのは高価なものではないので、せっかく苦労して地中深くから掘り出したものを、抽出しの奥深くに埋めてしまうのはもったいない気がします。ただし、「紫陽花」は厚みがあって標本箱には入りませんでした。

 ebayで、鉱石は全般に日本よりも安く販売されていますが、鉱石の通信販売やオークションでは、ニセモノを多く取り扱う悪質な業者もいるようです。オンラインでニセモノへの注意喚起をする情報も得られるので、随時情報収集しています。写真が非常にうまい業者が多く、届いてみてイメージと違ったということもあるため、やはり実物を見て買うのが一番だとは思います。

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