ヨーロッパ旅行 コペンハーゲンの美術館


コペンハーゲンでは国立美術館とヒアシュプルング・コレクションに行きました。雨の日だったので屋外の観光には向かず、ちょうど良かったです。


けん玉のような遊び。大学の頃、奇術部の人たちがよく庭で練習していました。燕尾服の紳士がこんなことをして遊んでいるのがおもしろいです。


大学といえば、夫曰く「これ、大学の食堂でよくあるな。『うわ、あいつ一人ぼっちで食べてるぜ』『ダサいわ~』ってところやな」

夕暮れの絵が好き

「猫拾った」
猫も少年もかわいいです。この彫像が置いてある部屋には他にもいくつかの彫像と、画用紙、画板、鉛筆が用意されていて誰でも自由にスケッチできます。デンマークは車道と歩道の間に自転車道があり、前輪に乳母車を取り付けて走っている自転車をたくさん見かけました。宮殿や庭にも先生に引率されている子供たちのグループがいました。子供たちが幸せそうで、大切にされている国という印象を受けました。電車の窓から遠足の子供たちが手を振ってくれたので、夫と一緒に手を振ったら、先生も手を振り返してくれました。


デンマーク国立美術館で特に印象的だった作品です。アブラハム・ヤンセンスという画家による「無常の寓意」という一枚です。憂わし気な美人が着ている胸が丸出しなドレスからして独特ですし、右手に顔のある三日月、左手にエビを持っているのも謎です。ドレスとつながっているようでもあり、大きな袋のようにも見える金色の布も実態がよく分かりません。月は満ち欠けすることから「無常」の象徴だろうと思いますが、なぜおじいさんが驚いているような顔なのか、そしてエビは何を意味しているのでしょうか…??神秘的で魅力的です。

 フラゴナールの「ぶらんこ」に似ているけれどそれよりは上品な一枚です。こんなに高い所からぶらんこを吊るしたら大きく揺れて遠くまで行けそうです。空の色がきれいです。

ヒアシュプルング・コレクションは水曜は無料で入館することができます。上の作品は美術館の目玉です。なかなかどっしりとした体格の女性です。後ろ姿で顔も半分以上隠れているのに、なんだか物語がありそうな雰囲気の作品で、帰りの飛行機である乗客が読んでいた本の表紙に使われていました。他はデンマークの画家、クロイヤーのコレクションが充実しています。

 クロイヤーの空の表現が独特です。海の絵が多かったです。昼間の海は子供たちが海水浴をしている様子を、夕方の海は大人が海辺を散歩しているところを描いています。

撮影者が写り込んでしまいましたが、美術館の
私の
 ヒアシュプルング・コレクションには私が持っているのと同じフィギュリンがあってうれしくなりました。ロイヤルコペンハーゲン製です。

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