2013年6月27日木曜日

散々な体験


ベルリン~ウィーンの飛行機の窓から撮影
 ヨーロッパへの飛行機は格安航空券でカナダ経由で行きました。カナダからの飛行機は夜9時に出発する予定でしたが、飛行機の整備不良で飛びませんでした。せまくてうるさい機内でそのまま4時間待ち、夜中の1時に「修理ができないので、今日の便はキャンセルになります」と言われ、カナダの空港内に戻り、1時間ほど長蛇の列に並んで翌日の便の再予約をし、航空会社に近くのホテルに宿泊するよう、言われました。ホテルのバスを30分ほど待ち、就寝は朝3時でした。すごく寒いホテルでなかなか眠りにつけませんでした。そのときは眠くてぼんやりしていたため気づかなかったのですが、翌朝、冷房の設定温度が15℃になっているのを見つけました。翌日は「朝9時の便だから7時に来てください」と言われ、ホテルで3時間寝て空港に到着すると「出発は11時に変更」とのことで、また空港で4時間待ちました。食事は前日の晩~出発後まで出ず、多くの乗客は夕食と朝食を食べられなかったことになります。目的地への到着は予定より14時間遅れ、その日も深夜3時にやっと就寝できました。午前に到着し、初日から午後一杯は観光ができるはずだったところ、その間ずっと飛行機トラブルに巻き込まれていたので半日減ってしまいました。

整備不良自体は一定の確率で起こることのようなので、仕方ないとは思います。でも、機内や飛行場で8時間も待たせるというのは必要なこととは思えません。せめてホテルで待たせてくれれば良かったです。また、再予約は航空会社にとって必要な手続きであり、ほとんどの乗客が翌日の一番早い便に乗りたいことは明らかなので、航空券を回収して航空会社側で手続きすれば良いことで深夜に行列させるのは不合理に思えます。近隣のホテルへの振り分けももっと早くできたはずだと思いますし、ずっと空腹のまま待たせるのではなく食べるものを配ってくれても良かったのではないかと思います。隣の席の人が「この航空会社の対応は最悪だ。以前もフライトがキャンセルになったことがあったけど、こんなにひどくなかった」と言っていました。

私も含め、誰もが怒り出したい気分だったと思いますが、怒る人はいなくて、たくさん乗っていた子供たちも驚くほど良い子だったので、その点では気分良く旅することができました。夫はこんなときも温厚で、漫画を描いて元気付けてくれました。


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