ドイツ文化センターのドイツ語クラス

首から下は人間…
 ボストンのドイツ文化センター(ゲーテ・インスティトゥート)で開講されているドイツ語のクラスに通っています。自宅でレベル分けテストを受けたところ、A2.1です、と言われたのですが実際に行ってみると授業は難しく感じました。先生にも「一つ下のクラスに移る方がいいのでは」と言われたのですが、授業料は3ヶ月で460ドルと安くはなく、クラスを移って余分に払うのは嫌だったので自習をすることにして、費用節減に努めました。ドイツ文化センターのレベル1で使っている教科書と問題集を購入し、勉強しました。

効率よく勉強するためにはドイツ文化センターの方がCCAEよりも良いと思います。教科書もCCAEで使用していたものよりも勉強しやすいです。CCAEは語学専門学校ではないので、標準カリキュラムもないですが、ドイツ文化センターの方は学期内に終わらせるべき範囲が決まっているので、教科書の内容をしっかり授業で取扱います。

授業は音読の練習が少ないと感じたので、Kindleでグリム童話集をダウンロードし、1日1話を朗読するようにしています。大学のドイツ文学の教授が「ドイツ語を少し読めるようになったらグリム童話を読んでみてください」とおっしゃったからでした。東京のドイツ文化センターがグリム童話の朗読をyoutubeに公開しているので、それも時々聴いています。気に入っているのは「狼と七匹の子山羊」です。 夫は「狼って子山羊を六匹も飲み込めるほど大きくないで。実際に六匹飲みこむにはクジラくらいの大きさが必要やで」と言っています。

ボストンのドイツ文化センターはビーコン・ヒルの近くにあります。大変お金のかかった建物と設備で、ドイツ政府の威信を感じます(?)。ただ、私はボストンの1月を甘く見ていました。学校は駅から10分強歩かなくてはならず、時にはマイナス20度まで下がる気温の中、そんなに歩くのはなかなか大変です。最寄り駅から家まではバスで通っていますが、バスの本数が少ないため電車との接続が悪く、喫茶店で時間を潰さなくてはなりません。家から駅までは車で行くこともできますが、駐車料金が7ドルかかります。一方、バスなら往復で1ドルです。アメリカのバスは時間に正確で、遅れるときは30分以上遅れますし、早い時は時刻表より5分も早く来ます。目の前でバスが出発してしまったときは諦めて運転するしかありません。

ドイツ語は趣味で勉強しています。そう言うと「変だ」と言われることが多いのですが、私はドイツ語の響きが好きで、意味が分からなくてもドイツ映画を見ていると美しいな、と思います。今後あまり役に立つ見込みもありませんが、快く授業料を払ってくれた夫に感謝します。

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