食器購入記録1




Coalport, Blue Wheat

Wedgwood, Rococo

結婚式の引出物は食器が多く、よく招待される人は引出物だけでかなりの食器が集まると言いますが、私たちはあまりその機会がありませんでした。当初から数年内に引越しをする予定だったため、その際に気軽に処分できる物をと考え、白い模様のない食器を2人分だけ購入し、丼やスープ皿などは色々な用途に使い回していました。食器は60cm×50cm×25cmくらいで棚板が1枚ある食器棚にすべて収まってまだ棚に余裕がある程度しか持っていませんでした。ただ、何年もこんな使い方をしていると少し寂しい感じがしてくるので、食器を買いました。結婚式に出席した場合のご祝儀や交通費などの支出額を自分の選んだ食器に費やすことができると考えればかなり贅沢ができます。
  1. サラダ皿
    Coalportは、「ハンティング・シーン」シリーズで有名な陶磁器メーカーです。現在はウェッジウッド傘下にあります。大学生のころ、新宿駅の地下商店街を歩いていたときに、小さな雑貨店で初めてBlue Wheatの食器を見ました。紺色に金色で模式化した麦の穂の柄が描いてあってエレガントです。一人暮らしで来客もないため必要はなく、大学生には分不相応なので買いませんでした。新宿駅の地下街は入り組んでいて広く、そのお店がどこにあったかも分からなくなってしまい、コールポートという名前も、ブルーウィートのことも忘れていたのですが、今回食器を探していて、そういえばと思い出しました。これを手に入れることができて嬉しかったです。他の食器も、これに合わせて選びました。

    お皿は小さい方からブレッド&バター、サラダ、ディナーの種類があります。Forbesの記事によれば、食器が大きいと9~30パーセントほど多く盛り付けてしまうそうです。ディナー皿のサイズは、1900年には直径23cm程度でしたが、2010年には直径30cmくらいまで大きくなり、アメリカの肥満増加の一要因となった旨、説明されています。私が買ったのは直径20センチのサラダ皿です。ただし、「盛り付けすぎ問題」を解決するためにはディナー皿をひとまわり小さいサイズのサラダ皿で代用するのではなく、2種類の異なる種類のお皿を準備する方が有効であると書かれています(食器メーカーの利益を慮っているのでしょうか…?!)。

  2. スープボウル
    同じシリーズでフルセットを揃える気はありませんでした。フルセットの中にはまず使う機会のなさそうな食器(例えばグレービーボート)が含まれているし、すべてを同じ柄で揃えるのはツマラナイと思ったからです。これはウェッジウッドの「ロココ」という模様です。ブルーウィートと色遣いや雰囲気に通じるものがあります。

  3. パン皿
    Enoch Wedgwoodのものです。イノック氏は、有名な陶磁器メーカー、ウェッジウッド社の創設者であるJosiah Wedgwood氏の遠縁の親戚で、独自に陶磁器の会社を設立しましたが、1985年に有名な方のウェッジウッド社の買収されたようです。ジョサイアの陶磁器はジャスパーの他、金彩や銀彩を施したゴージャスな製品が多い一方、イノックの方は白地に青で風景などを描いたやや地味な物が中心です。少しターナーの水彩画の雰囲気にも似ています。せっかく絵が全面に描いてあるところ、料理で隠れてしまうのは惜しい気がしますが、パン皿なら結構見えるので良いかと。

  4. ガラスの器
    ヨーグルト、アイスクリーム、ゼリーなどをティーカップにいれていたので、買いました。乳製品はガラス器に入れたいです。こちらは葉だと思いますが、ブルーウィートの模様にも少し似ています。

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