ボストンマラソン爆発事件の収束

4月15日のボストンマラソンで発生した爆発事件の容疑者2人が1人死亡、1人は拘束され、収束したと考えて良いようです。2人の容疑者はチェチェン出身のツァルナエフ兄弟でした。18日に兄弟はマサチューセッツ工科大学で警官を射殺し、その後、車をハイジャックして逃走しました。19日明け方にボストンの隣のウォータータウンにて、兄は警察との銃撃戦により死亡しましたが、弟は逃走しました。19日は州知事や警察より「犯人は武装している可能性が高く非常に危険なので、外出は控え、警官以外の人が訪ねてきてもドアを開けないように」との通達がありました。ボストンの公共交通機関はすべて運休でした。日本領事館からも注意喚起のメールがありました。私の住んでいるところは外出禁止ではありませんでしたが、特に用事もないので家でリアルタイムで更新されるCNNのウェブサイトを見ていました。

弟のツァルナエフは重傷を負ったものの、生存しているので今後動機などが解明されるようです。チェチェンは1990年代~2000年代まで紛争があった地域ですが、そのことと今回の事件の関連性や、ツァルナエフ兄弟の背後に何らかの組織がいるのかどうかは未だ不明です。

2人目の容疑者が昨日夜の10時ころに拘束された旨が報道されたとき、ボストンとウォータータウンの住民は喜んで通りに出て警察官を労ったそうです。昨日はどこも営業せず、人もいなくなって「ゴーストタウンのよう」と報じられたボストンですが、今日からはまた活気が戻り、安心して過ごせると思います。しかし、まだ病院に収容されている方が50人以上いて、うち3人は重体とのことです。マラソン人口は若い人が多いですから、痛ましく悲しいです。早くご回復されますよう、お祈りします。

ニュースの情報源は、CNN,Boston Globeなどです。

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