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画像はイメージです |
- Sarah Orne Jewett, Betty Leicester: A Story for Girls, Houghton-Mifflin, 1890
【あらすじ】
母をなくし、博物学者の父と二人で暮らすベティ・レスターは父がアラスカに滞在する間、ニューイングランドの二人の大叔母の家に預けられる。その地の子供たちと仲良くなり、お茶会、秘密クラブ、ピクニックなどをして過ごす15歳の夏。
【コメント】
少女小説です。子供向けに書かれているため、読みやすいです。
この小説の主人公のベティは素直な良い娘で、お父さんや大叔母さん、友達などもいい人がほとんどで、特段困るようなことも起こりません。一方で人々から嫌われる、村の犯罪者は脱走に失敗した挙句死んでしまうなど、安直さが目立つ部分もあります。ジュエットの短編は繊細な水彩画のような印象を受けるのですが、本作はどうも手加減して書いているのか、ポスターカラーで陰影を付けずにベタッと描いたような感じで、あまり印象がよくありません。
文章の簡単さに惑わされず、もう少し内容がおもしろそうな本を選んで読まないと、洋書の読書は時間がかかるのでもったいないと思いました。もっと読む速度を速くすればすむことですが…
- Edith Wharton, Summer, Charles Scribner's Sons,1917
【あらすじ】
チャリティ・ロイヤルは幼い頃、村の成功した弁護士の養子となった。成長すると村の図書館で働き、ある日出会った若い建築家と恋をする。養父に結婚を迫られ、断って建築家と交際するが、建築家には婚約者がいた。
【コメント】
全体の半分くらいしか読んでいません。途中でWikipediaの細部まできっちりとネタバレしているあらすじを読むと、それだけで十分お腹がいっぱいになってしまいました。先がまったくおいしそうな感じではないのでした。裏切りと失望と落胆の物語をがんばって読むこともなかろう、と思いました。
なお、上記2冊の本はキンドルで無料でダウンロードできます。
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