2018年4月22日日曜日

コンサート最終回

夫の所属する市民オーケストラのコンサートに行きました。帰国後、すぐに入団し、3年半、在籍しましたが、この度退団することとなりました。



毎年、4月下旬に兼松講堂で開催されるコンサートに、私は計4回行きました。毎年、完璧なお天気で、お客様も大勢入り(今回は満席でした)、オケも楽しそうに演奏しています。一橋大学は憧れの大学で、建物が美しいだけでなく、周辺は静かで整った街並みで、駅から延びる大学通りの脇に花壇があるのも良いし、その上、日本最高峰のレベルの高さです。どこでも学べる成績なら進学したいと思っていました。実際にキャンパスに行ってみるとさらに憧れが募りました



大学通りの桜が終わってからも、その下に植えられている様々な花が咲きます。今回は、ブルーベル、パンジー、デイジー、チューリップ等がありました。自分で花壇を作るようになってから、外で見かける花も、手入れはどうしているのだろうとか、この色の取合わせは真似してみたい、等と気にするようになりました。国立は市としては小さいですが、国立市民は居住地域に愛着を持っているように見受けます。私は、別のところに転居後、2,3回国立に行きましたが、行く度に国立に住んでいた頃が一番良かった、また国立に住みたい、と思います。ただ、今が不幸だというわけではありませんし、国立は都心から離れていて交通の便もイマイチのため、近いうちに戻ろうということはありません。


夫は、音楽じたいは楽しんでいたのだろうと思います。100人を超える団体の活動なので、大変なことは多かったようですが、きっと良いこともたくさんあったでしょう。毎週末に、オケの練習の他、カラオケで3時間以上さらっています。平日は普通に仕事をして、週末にそれだけ時間を取られるのは並大抵ではないと思いますが、そこまで好きなことがあって羨ましく思います。団体に所属するにしろ、しないにしろ、今後も音楽を続けられますように、スイートピー(花言葉・門出、思い出)を贈ります。


2018年4月15日日曜日

マーブリング





工作に必要な要素は、①出来上がりが美しいこと、②完成品が場所塞ぎにならないこと、③誰が作成しても概ね同じ結果になること、だと思っています。一定レベルに達するために膨大な練習・技術・才能を要するものは、練習で作ったものをどうするのか、という問題があるので、手を出しません。①~③をすべて満たす都合の良い工作など、なかなかないのかもしれませんが、小・中学校で行われるようなものであれば、少なくとも③は満たすと思います。例えば、中学校で経験した、マーブリング、折り紙建築、蛇腹折りなどは、①~③を満たし、大人がやっても楽しそうです。

マーブリング用の染料を入手し、天気の悪い休日にやってみました。マーブリング水溶液や洗濯糊を使用して、インクを載せる土台に粘度を付けると、模様がコントロールしやすくなるようですが、まずは、水の上にインクを落として、箸でひっかくだけ、という単純な墨流しをやってみました。単純な墨流しでも、模様は、自分では到底描けない、複雑なものになり、瑪瑙を作っているようでとても楽しいです。つい没頭してしまいます。

できたものは、特に使い道もないので、ノートの見返しに張ったりしています。昔の、ヨーロッパの高級な書物は、マーブル模様で覆われていたようですので、そこまでおかしい使い方でもないでしょう。

人生はマーブル模様です。全く引っかかないと単純すぎておもしろくなく、かといってかき混ぜ過ぎては色が濁ってしまいます。辛いこと、嫌なことも、後からマーブル模様の全体を構成する一部として見れば、模様上の必然だったのか、と思えます。次回、夫が「人生って何なん」と言ったら、すかさず「マーブル模様ですよ」と回答します。

2018年4月14日土曜日

庭仕事の成果



引越しをする際に、花壇のある家という条件で探したわけではなく、条件が合う家にたまたま花壇が付いていたので、当初は手入れが面倒だとしか思っていませんでした。しかし、最近は週末に雨が降らない限り、毎週のように庭仕事をし、花壇には植物が繁茂しています。趣味というのは何でもそうなのかもしれませんが、最初から自分はこれが好きだ、と思って始めることはむしろ少ないように思います。きっかけは成り行きでも、やってみたら案外おもしろかった、ということはあります。そう考えると、自分はもっと多趣味で明るく社交的な人生を歩んでいておかしくないはずですが、実際は遮光的な日陰者です。




昨年の秋に球根を植え、春になってやっと花が咲くようになってきたので、気の長い話です。ダメになったのか、と思った花も意外と咲きました。この時期は、毎週のように花壇から摘んできた花を飾ります。これまでの収穫には、スイセン、ネモフィラ、ヒエンソウ、スズランスイセン、ハナカンザシ、スイートピー、フリージアがあります。

ネコ除けとして、ミント(本当は地植えにしない方が良いそうです)、レモンバームを植えています。ハーブの葉っぱを摘んで、お湯を注いで、フレッシュハーブティーにします。酒類もコーヒーも飲まないので、我が家にはお茶・ハーブティー類が充実しており、その一つとして花壇から取ってきて煎じて飲むのも含めることにします。フレッシュハーブティーは、夫に言わせると「胃薬のにおい」とのことです。


桃・栗3年、アンズは実を付けるまでに何年かかるのか知りませんが、淡いピンクの花は砂糖菓子のようでした。梅と桜の中間のような花です。中国の「杏林」のお話が好きです。

スズラン、ブルーベルは花芽を付けているので、今後に期待します。ヤグルマギクは、双葉しか出ていませんが、好きな花なので咲いて欲しいものです。昨年、西洋アサガオで散々な目にあったので、今年は、おとなしく日本アサガオをまきました。ミントは良く茂るそうなので、たくさん獲れたらミントシロップを作ってみようと思います。また、遠い将来の目標としては、アンゼリカを苗から育て、本物のキャンディードアンゼリカを作る、ということがあります。庭仕事をしていると、限りなく妄想が広がり、それもまた楽しいです。