2012年6月2日土曜日

日本からのお土産


英語のクラスで仲良くしてもらっているブラジル人の某さんの誕生日だったので、写真の扇子を贈りました。勤めていたときに取引先から暑中見舞いで頂いたもので、箱に会社名が書いてあったので千代紙を張って隠しました(ちょっとダメですね)。包装紙がなかったので、鶴を折って貼り付け、半紙で包装しました(さらにダメです)。"Beautiful!"と喜んでもらえました。

ブラジルは工業製品の物価がとても高く、例えばこんなパイサーバが、アメリカに来て10ドルで買えることに驚いたそうです。ブラジルでは同じものが50ドルほどもするそうです。南米は地下資源が豊富で、ブラジルは消費税がとても高く、キッチン用品は上記のとおりですし、自動車を買おうとするとアメリカの10倍くらいかかるそうです。従って政府は裕福ですが、お金は政治家の懐に入ってしまい、国民に還元されることはほとんどないと言っていました。貧富の差が激しく、大半の地域は危険で、昼間でも一人で歩かない方がいいとか、歩きながら携帯電話で喋っていたら強奪されるとか、車の窓を開けていたら信号で止まったときに窓から子供たちが入ってきてお金ちょうだい、と言われるとか、そんな話をしていました。日本で100円くらいで買えるものが50倍の価格で販売される一方、貧困と危険もあるというのは想像を絶する話でした。

世界地理を勉強した時に、資源や都市の形態、経済状態などについて勉強したはずですが、その時は単に教科書の中の話で試験に向けて必死になって覚えようとするだけで、実際のところどうなっているかと考えもしませんでした。世界各国に住んだり、旅行することは難しいですが、もっと視野を広げたいと思った次第です。

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