2016年2月21日日曜日

京都水族館

かっこいい建物
生きた化石

京都の本領が寺社仏閣であることは疑いの余地がないのですが、寒い時期はあまり外を歩き回りたくないので、京都水族館へ行きました。2012年に開館した、新しい水族館です。京都に来てわざわざ水族館へ行く人もあまりいないでしょう、という予想に反し、大賑わいです。



プールに囲まれたかっこいい建物ですし、展示の仕方もオシャレで、きれいな水族館でした。海沿いではないので、すべて人口の海水で賄っているそうです。海遊館と比べると規模は小さいですが、飼育している生物が最もきれいに見えるように水槽が作ってあるようで、見応えがあります。隅々まで行き届いている感じが良いです。


お目当てはクラゲと熱帯魚です。水槽に飼う魚の種類は、共食いにならないように当然配慮するのでしょうが、数や大きさ、いろどりなども配慮しているのだろうと思いました。竜宮城はこんな光景だったに違いありません。タツノオトシゴが見られなかったのは少し残念でした。

水族館というと、映画『クローサー』が印象的です。4人の男女の痴情のもつれを描いた、ドロドロした変な映画でしたが、 水族館での男女の出会いは、一番の笑えるシーンでした。水族館の大水槽の前ではいつも思い出します。

サービス精神ゼロ
入場料は大人2,000円とやや高いですが、2回分の入場料で年間パスが買えます。休日は混雑するので、例えば仕事帰りにふらっと立ち寄って、水槽の前でぼんやりする、というのが贅沢な楽しみ方だろうと思いました。

2016年2月15日月曜日

天神様の梅



休日に出かけた夫が「梅が咲いとるで。天神様に行ってきたら」と連絡をくれたので、行ってきました。学問の神様に時々お参りをして、少しは頭が良くなることを期待して。



急に気温が上がったため、ほぼ満開でした。近所の人がイヌや赤ちゃんを連れて、気軽に遊びに来ている感じが良いです。イヌは自分で歩かないで、毛布にくるんで家族に抱きかかえられ、花のところまで顔を近付けてもらって、「におい分かる?」と、とても大事にされていました。ここの神社は、ニワトリを20羽ほども放し飼いにしているので、赤ちゃんはニワトリに興味津々の様子でした。


屋外でのお花見は、晴れた日の夕方に限ります。淡い色の花弁に夕日が当たると、幻想的で、花と空だけが見える角度で上を見ると、一瞬、この世ではないのかも、という感覚に陥ります。毎年、お花が咲いたら見に行かなければ、と思うようになってきて、近所の庭園の開花状況をチェックして、頃合いになればすぐに出かけられるようにしています。梅は長く楽しめるので、今シーズン、もう一カ所くらい行けると良いです。

2016年2月14日日曜日

生まれ変わったら関学へ


出典 Wikipedia
2009年にパナソニックの美術館へ展覧会に行って、ウィリアム・メレル・ヴォーリズを知りました。建築の展覧会は、実物なしの写真と模型だけなので、実物を見たいと思っていました。大規模なヴォーリズ建築の一つである、兵庫県西宮の名門私大、関西学院大学へ行きました。

関学は写真を見て憧れていました。実際に行ってみると、期待したよりも100倍はすばらしい建物でした。夫と、常々日本は景観が悪いし、きれいな建物が少ないですね、と話していたのですが、二人で「いいわ、美しいわ、羨ましいわ、ここで勉強したいわ、学生時代やり直したいわ、美しい建物は重要だわ」と言っていました。

法科大学院
スペインの修道院のような趣のある建物は法科大学院です。関学は全部がヴォーリズのデザインというわけではなく、後から作ったものはもともとあったヴォーリズ建築に合わせて作ったのだそうです。そのため、全体的に統一感があり、キャンパス全体が一つの完成された別世界のようです。


チャペルもあります。我々は母校の食堂で結婚式をしたのですが、ここで挙式したかったと思いました。




私の写真は全体的に残念ですが、どこから見ても絵になります。神戸周辺の観光地は異人館が有名ですが、あちらはがっかり観光地ですから、関学へ行った方が良いと思います。駅~関学までも、高級住宅街なのでお屋敷が多くて散策すると目の保養です。


キャンパスが美しい大学は羨望の的です。生まれ変わったら関学で学びたいものです。ヴォーリズは日本に建築のみならず、社会貢献活動、政治の面でも偉大な業績をのこしました。現在でも一粒社ヴォーリズ建築事務所があります。自分で家を建てるときにはここにお願いしようと思いました。学力や財力の不足も懸念されますが、言うだけならタダです。