2023年1月7日土曜日

Timeの購読・ログインできない問題の解決

 

画像は内容と無関係です
あけましておめでとうございます。年始に、今年やりたいこと100個をリストアップしてみました。その中に、「NYTとTimeをサブスクして、毎日読む」というものがあったので、サブスクしました。NYTは1年間で、20ドル、Timeは2年間で約3,700円でした。1日2記事も読めば十分と思っています。

ただ、Timeの方は、ログインがいっこうにうまく行きませんでした。

  • パスワードが誤っていると言われる。
  • パスワード再発行をクリックしても、再発行のメールが届かない。迷惑メールボックスにも入っていない。
  • twitter等、その他のSNSから連携ログインもできない。
新年早々、デッドロックか、と思いました。Creating your free digital accountにAn account with this email already existsというメッセージが出る場合、パスワードをリセットせよとありますが、上記の通りパスワードはリセットできません。その下の部分です。
↓これ
アジアの場合、別のパスワードが必要、カスタマーセンターに連絡せよ等とあります。リンク先の、Asia and Pacificのカスタマーセンターにメールを送ったら、パスワードを再設定の通知が来ましたが、それでもログインできず、スクリーンショットを添えて「まだログインできませんが!」と言ってパスワードを再々設定してもらいました。何とかログインできました。サブスクから3日もかかってしまいました。

この情報が、Timeをサブスクしてログインできずに困っている方のお役に立ちますように。今年も良い年でありますよう。



2022年11月7日月曜日

引越し

2016年に、職場から遠いという理由で転居したのですが、幹線道路と線路に近いため、テレワークが長引くにつれ、騒音が気になりました。テレカンの音がよく聞こえないことがあり、夜も何度も目が覚めて、十分眠れていませんでした。契約更新を機に、引越すことにしました。

9割テレワークなので、特に職場近くに住む必要もなく、夫とネブラスカかグリトヴィケンに引越しますか、と話していたのですが、30分程度で通勤できるところに、希望に合う借家を見つけました。不動産屋の手違いで、引越しを予定より3週間も延期しなければならないトラブルに見舞われましたが、何とか転居しました。

定期的に断捨離をし、前回の引越しよりも荷物が減りましたが、それでも、荷造り・荷解きをすると「わざわざ持ち運んで保管することはないのでは」という物がかなりありました。不要品をため込んでしまったものだと思いました。家具は同じですが、絨毯はサイズが合わなかったので、120万のものに更新しました。円ではなく、ノットの話です。とても毛並みの良い絨毯です。

転居先はさすがに静かです。夜中に騒音で目覚めることはほぼなくなりました。睡眠を中断されず朝まで寝るのは至福です。引越しにはお金がかかりますが、もっと早く引越すべきでした。6年前にそんなにうるさいところに引越したのが悪いのですが、前の家の入居時とは働き方も変わり、合わなくなったということだと思います。

横浜が近いです。展望台に上って、みなとみらいホールのリニューアル記念のオルガン付きを聴いて、横浜は良いところだなと思いました。日本人の生涯平均引越し回数は4回未満とのことです。私は、既に10回以上引越しをしていて、特に多いとも思っていませんでしたが、消耗するイベントではあるので、しばらくは良いかなと思います。






2022年6月11日土曜日

『失われた時を求めて』

 

とにかく何でも速く早くやらなければならない仕事です。契約書レビューやドラフト起案は、原則即日対応、40頁の英文契約のサマリは1時間で作成せよ、というところです。こんなことを何年もやっていれば、作業スピードが上がっていないとおかしいです。しかし、先日「作業速度が標準よりかなり遅く、集中力に欠ける。仕事で困っているはず」と仕事とは関係ない人に言われました。検証しようと思いました。

【使用するもの】マルセル・プルースト著、鈴木道彦訳『失われた時を求めて1~13』集英社、2001年

休日は読めるだけ、平日は5:00~8:00と、気が向いたら終業後も読みます。通読に何日かかるでしょうか。

文学は内容をよく味わって読むのが良いと思います。速読は、このような緻密な描写の小説には相応しくないです。ただ、『失われた時を求めて』は、長すぎて通読する人の方が少ないと思います。私も、半分くらいで挫折して、10年以上積んでありました。今年こそは読もう、と思って読まない、ということばかりでした。それで、読み方云々よりも、まずは1回通読せねば、と思いました。10年以上前に読んだときは、1冊読むのに1か月もかかっていました。今回は、本書の他、和書6冊、洋書1冊に浮気して、これらも含め、通読に18日かかりました。この速度だと、読書スピードが標準よりかなり遅い、との自覚はないです。「作業速度」=「読む速度」ではないのかもしれませんし、速読には程遠いですが、仕事は読み書き9割で「こんなに仕事の速い人は見たことがない」と複数の方に言って頂きます。「困っているはず」の趣旨はよく分かりませんでしたが、積読が解消できたのは良かったことでした。

内容のおもしろさについては、「お察し下さい」という感じです。少なくともAmazonやブクログ等のレビューに「先が気になって止まりません」、「気付いたら徹夜」、「長さを感じさせない」等の記載はありません。凡人には難しかったです。これをおもしろいと思えるようになるためには、時間をかけて何度も本書を読んで、膨大な時間を失う必要があるのではないかと思います(?)

2021年11月3日水曜日

アーロンチェア

 


残業がxx時間を超えることが続き、腰痛の気配を感じるようになりました。実際に発症する前に手を打った方が良いと思い、(何かおかしい気もしますが)残業代もたまってきたので、デスクチェアを新調しました。テレワークの装備の記事にも、よく「デスクチェアは良いものを」とあります。

デスクチェアの定番品はいくつかありますが、最もスタンダードなアーロンチェアにしました。これに決めた最大の理由は、品質保証期間が12年間だったからでした。他の椅子は、だいたい品質保証期間は1年で、延長保証もない場合が多いようです。保証期間が1年の高級デスクチェアについて、ネット上には、「2,3年で故障したが、品質保証期間経過後のため、修理に高額の費用を要した」の記載が散見され、その場合、アーロンチェアよりも高くついてしまう可能性があると思いました。また、家電は、高額の冷蔵庫と洗濯機だけは延長保証を付けましたが、冷蔵庫は3年目に故障して、修理に出し、延長保証に助けられたことがありました。10万円以上で、使用頻度が高く、長期使用が前提のものを買うときには、品質保証期間がなるべく長い物を選ぼうと思いました。

机の下に収納するため、アームレストなしにしました。長時間作業のためにはアームレストが大事、という記事もいくつか読んだのですが、机の構造と、部屋の広さとの関係で不可だったので、そこは考えても仕方ないです。旧椅子は、下取りサービスで持って行ってもらいました。自力で粗大ゴミに出す場合、結構な手間となり、それが面倒で購入を躊躇していた部分があるので、ありがたいです。

アーロンチェアの見た目が良いとは思わず、他の家具との調和も悪いですが、これに関しては機能性重視で、見た目は諦めるしかないように思います。腰痛が予防できれば御の字、というだけのことです。座り心地は結構トランポリンのような感じで良いと思います。

2021年5月4日火曜日

金魚すくい

 

先行き不透明で不安な世の中で、気を抜くと限りなく沈んで行ってしまうし、従来、楽しみにしていたことを、楽しもうとするのもしんどい感じですが、何とか正気を保って生きて行かねばなりません。傍から見れば些細でも、自分にとっては小さな達成感のあることを、定期的にできると良いと思いました。

100を超える資格を取っているすごい人も沢山いるので、資格の収集を趣味と自称するつもりもありませんでした。ただ、「10個も持っていれば就職活動で印象付けるには十分」という記述を読みました。これまでに自分の買ったのを数えると、難関と言われるものは1個もありませんが、数だけは10を超えていたので、金魚すくいが趣味といって良いのかも、と思いました。金魚の名前は以下の通り

  • 語学系:TOEIC985、英検1級、ドイツ語検定2級、高等学校英語教員免許
  • 法律系:ビジネス実務法務検定2級、知的財産管理技能2級
  • 会計系:日商簿記2級、法人税法能力検定1級、消費税法能力検定1級、BATIC835
  • IT系:VBAエキスパートexcelスタンダード

年初から別の資格を買いに行く準備をしていますが、試験だけでなく、大学で所定の科目を20近く取る必要があります。1月~4月で8科目分の単位を買いました。自宅から、好きなときにCBTで買えるので、始業前に1個、買うとその日1日くらいは小さな達成感があるようです。半ばは業務命令であることも、むしろプラスに捉えています。

2021年5月1日土曜日

VBAエキスパート スタンダード

エライ人に、マクロ使えないんですか、と言われました。契約審査メインの法務の仕事にExcelを使用すること自体、そんなに多くはないので、マクロは使えませんでした。でも、「使わないからできなくていいし」と開き直って良いとは思いません。他人様からご指摘を頂いた以上、不足を修正(しようと)したことの証明が必要ですので、Excelエキスパートスタンダードを買おうと思いました。公式テキストと、オンライン問題集を購入し、3週間ほどかじりました。本来、そこまで時間をかけて味わうようなことではないらしいのですが、この方面には全く知識がないため、食べにくく感じました。

分からないところは、プログラマの夫が教えてくれました。プロからすれば、この程度の初歩の基礎の入門は笑うようなものだと思うのですが、「あなたは色々なことを幅広く勉強して、理解しようとしていて優しいな」と言われました。

全然使いもしないことをクイズのように食べているだけではおもしろくないので、日頃、Excelで管理しているなけなしの契約書リストに細工をして、期限管理をしやすくしました。実際にマクロを使ってみると、おいしいだけでなく、事業部に対してアラートを出せるようになり、遺漏防止に役立ちます。

連休に合格証を買ってきました。例によって金魚すくい(雑魚資格の取得)であり、特に意味があるようなものではないでしょうが、私にはマクロなんて、プログラミングなんてムリ、と食わず嫌いをしていたのを、実際食べてみると意外とイケルように思ったので、今後は、大量のデータを効率的に食べるような仕事をしてみたいです。なお、「知財部でそれを取った人の話は聞いたことがないな」という知的財産管理技能検定、「税法能力検定?聞いたことないですね。財務部でもBATICを受けようという人は滅多にいませんね」という税法能力検定、BATIC、プログラマが「VBAの試験なんてあるんやな」と言うVBAエキスパートを買ってくる法務の人は、何がしたいかよく分からない雑食性ということになると思います。

2021年1月20日水曜日

BATIC

 将来的には事業部の企画やファイナンスの仕事をすることになる可能性が高い、と言われました。法務の仕事しかしたことがないので、それなら準備をしておかねば、と思いました。事業企画、ファイナンスの仕事には、えーごと財務経験が必須らしいのですが、現在の業務で財務の経験を積めないので、せめて味見だけでも、と法人税法能力検定1級、消費税法能力検定1級を買い、英語の先生と話し(全く上達せず)、BATICを受けました。前々回のBATIC試験はコロナで中止、今年度から制度変更があり、Subject 2が廃止となったため、昨年12月の回で、最初で最後となってしまいました。

BATICの指南には、だいたい、「まずはテキストを読んで理解する」とありますが、テキストが理解できず、まったくおいしそうに思えません。簿記2級のテキストを読み直しても分からず、自己嫌悪に陥って食欲も減退し、ダメでした。過去問と解答を並べて、読みながら解き方を覚えて、食べられるようになったら分野別に横断学習し、最終的に過去問を5回くらい食べました。理解できない頃には食欲が湧かなかったのですが、解けるとおいしくなってきました。

買ってきた証書には、835/1000、Accounting Managerというイマイチ以下のことしか書いていないので、この試験がこのまま継続するのであれば、Controllerを目指したかった、というのが正直なところです。ただ、コソッと報告したところ、それならファイナンスの仕事も始めたら良いよ、ということになりました。BATICは知名度が低く、財務の人は「財務部でもBATICを受ける人はほとんど見たことがない」と言っていましたし、半分廃止されるので、買って意味があるのかは疑問ですが、黙って今の仕事だけをしていたら存在を知ることもなかった業務にアサインして頂きました。上司が「色々な仕事をするのは良いことだよ。応援しているよ」と言って下さいました😭こういうのは買ってくることが目的ではないので、新しい機会を頂いて本当にありがたいことでした。

文学部出身で、学生の頃は編集者志望でした。新卒で出版業とは全く関係のない就職をし、あなたは法務が良いでしょう、とエライ人が仰って、やってみて結構おいしいと思いました。会計、経理、税務など、イメージ先行で自分には無理そう、と思っていたのですが、かじってみるとおもしろく(上のレベルを目指すと大変と思いますが)今後、食べさせてもらえるのであれば、それも楽しみです。若い頃に、私にはこれが向いていると思いこまずに、他人に言われてやってみて、おいしいと思うものを食べ続ければ良いと思いました。

2020年11月14日土曜日

ポール・デルヴォーとレース

チェストの上にシュルレアリスム風な設えをしたいと思いました。部屋の色は、ベースカラー:アソートカラー:アクセント=70:25:5にするとバランスが良いとのことです。この比率にきっちり沿う色合いにすることは難しいですが、割合はともかく、それぞれ白・ベージュ、褐色(木製家具)、青と決め、あってもなくても良いものは、なるべく青系で統一しています。

ポール・デルヴォーの『海は近い』の絵葉書を飾りました。展覧会(東急文化村の展覧会に、過去、少なくとも2回出展されています)で長時間、見入っていた好きな作品です。オウムガイは、デルヴォーがよく用いる透視法の、天気管は絵に描かれているランプのガラスの火屋からの連想です。あと、デルヴォーと言えば蒸気機関車ですが、オモチャの汽車を飾る気にはなれませんでした。

 ベルギーというお国柄を反映しているのか、デルヴォーの絵で、目に着くのはレースです。(画像は著作権consicousで張りません。絵そのものが主題となっていない、映り込みの範囲であれば問題ないはずです)手持ちのボビンレースのハンカチは、ハンカチとしての実用性はないので、ファブリックパネルにしました。ボビンレース作製とは比較になりませんが、普段手芸はしないので、ハンカチを下地の布に取り付けるのに苦労しました。

今年はほとんど外出ができないため、自分の部屋の話ばかりです。早く、また展覧会や海に自由に行ける日々が回復しますように。

2020年9月19日土曜日

手入れの良くないランプ

テレワーク継続中で、3月以降、出社したのは3回です。コロナが収束しても、元のように原則毎日出勤には戻らず、引き続きテレワーク中心になりそうです。そうであれば、気に入っていない家具のご尊顔を毎日長時間拝む生活はなるべく改善したいです。

デスクライトを新調しようと考え、高価なデザイナーズ照明なども検討していたのですが、居間に置いて全く使用されていなかったフランク・ロイド・ライトのタリアセンのリプロダクトについて、夫に「あのライトは置き物なん」と言われたので、これを使うことにしました。掃除をして、電球をLEDに交換しました。大きな台座の分がデッドスペースになるのはもったいないので、見栄えが悪いですが、マグカップを置いています。もともと、机の上に置くために購入したわけでもないですが、設置してみると、机や壁に掛けているマルティのポショワールとも案外はまって、一人悦に入っています。

従前、使用していたデスクライトは、夫が「使わないんやったらワシがもらうわ」と言って引き取ってくれました(夫は家具の見た目などはあまり気にしません)。無駄な買い物をせずに済み、遊んでいた物を使えることになり、これまで使っていた物を処分する必要も生じませんでした。

賢くもなければ乙女でもありませんが、夫のおかげで、手入れの良くないランプを有効活用できることがあるようです。

2020年5月5日火曜日

机を買った話

 

机の広さと作業効率

机の広さと作業効率は正比例する、という記事を読みました。それなら、ベッドのように広大な机を使用すれば、驚異的な作業効率を実現できるか、といえば、多分そんなことはないので、「正比例」は言い過ぎな気がしますが、机が狭すぎると作業効率は落ちると思います。モニターをアームで取り付ける等により、多少は改善されたものの、机そのものが気に入っていなかったので、新調しました。これもまた、ずっとイヤだと思いながら、安かったのだから仕方がない、と日々我慢して使用していたからでした。

候補と選択

無垢材であること、天板の面積が従前の3割増程度になること、価格が所定の幅に収まることを条件として探し、まずは候補を3つに絞りました。研修で教わった、KT法の決定分析(DA)をやってみました。

しかし、第一候補は、大きすぎて、 部屋へ搬入するのが無理そうということが判明しました。第二候補は、掲載されている写真の色がイマイチのように思ったのですが、お店に問い合わせたところ、チーク材なので、経年変化します、とのことで、経年変化前後の写真を送って下さいました。赤褐色に変化していくようなので、これも楽しみかもしれない、と思いました。また、袖机がないのは困るのでは、と思ったのですが、かつて袖机に収納していた書類は、基本的にPCにデータで保管しているのですから、問題ないと考えました。そうであれば、脚の可動域の広い、平机の方が良いです。

従来の机

新しいものをどう買うか以上に、従前のものをどうするかが重要だと思います。夫が、10年来、L字デスクにしたいと言っていたので、購入検討前に、引き取ってもらえないか、尋ねたところ、「ええで」ということになりました。夫の机も、高さが同じなので、L字にするにも支障はなかったようです。そんな都合よく、不用品を押し付けて良いのでしょうか…自粛が開けたら、フォートナムのアフタヌーンティーで償います。

結果

<良かったこと>
  • 机の面積拡大:従来比135% 作業効率的な観点から十分な広さがあり、かつ、部屋に搬入できるものだと、これが限界です。作業効率は、従来比150%くらいになる予定です(?)。
  • デザイン:シェーカー家具風でシンメトリーな外観が気に入っています。
  • 色: 蜜蝋ワックスをかけると、色が少し濃くなりました。壁に掛けている額と、近い色になりました。
  • 滑り心地:ワックスで、表面がツルツルになり、PCやスピーカが非常に良く滑るようになりました。今後も、四半期に1回くらいはワックスがけをして、抜群の滑り心地を目指したいと思います。この机で勉強して、試験に合格することはないでしょう。 
  • 夫の机:L字になった。

<失敗したこと>
  • モニターアーム:天板と、本体の間のスペースが1,2センチ足らず、モニターアームが取り付けられずに、スタンドに戻さざるを得なかったのは誤算でした。

2020年4月18日土曜日

ホームオフィス計画


丁寧な暮らしよりも、合理的な暮らしがしたい、と常々思っています。テレワークが増えたことを以て、仕事の合理化・効率化を試みる点は変わりませんが、家で毎日何時間も仕事をする以上は、ホームオフィスを整えることも、合理化です。

テレワークで、印刷できないことの不便は、マルチモニター使用により、かなり解決できます。ただ、その分、作業スペースが狭くなり、ここでコソコソと仕事をしていると、疲労が溜まります。長時間労働しなくてはならない事情があるため、蓄積される疲労はできれば減らしたいです。そこで、机を大きいものに新調しようと考え、候補も決まっていたのですが、2人の小柄で非力な人間が部屋まで搬入するには厳しいのでは、ということになり、見送りました。代わりに、夫の手配りで、
  •  モニターを机に取り付け
  • マウスのコードレス化
を行いました。モニターは、もともとスタンドを使用していたのですが、夫が、大きいモニターを机に取り付けるアームを買ったのを見て、私も真似したいです、と言ったら、あなたにあげるよ、と言って、既存のモニターに取り付けてくれました。また、私が、作業環境にはおおむね満足していますが、ケーブルが多いのが問題です、と言ったので、コードレスマウスにしたらええやん、と言って、買ってくれました。マウスパッドは、無くても困らないので、廃止しました。

使用できるスペースが体感的に1割以上、広くなりました。出費も、机を買い替えるよりも抑えることができました。作業スペースの改善により、今後は、全く問題なく、どんな長時間労働もこなせるはずです。首を洗って待っていなさい、と言いたいです(誰に)。

before 左:残業45時間、右:残業75時間(チョーク・イシュトヴァーン『孤児』)

after 長時間労働できます!
 こんなに逞しくないし、服は着ていますが(ウィリアム・ブレイク)

2020年4月15日水曜日

アンドレ・マルティを飾った



自分では手が出ないような、高価な本を頂きました。元の所有者は、その本を全部でどのくらい閲覧したか、恐らく10時間には満たないはずです。そう考えると、勿体ない気がしました。私の所有する、貴重な本は何だろうか。私は、一生の間にその本を何時間くらい、眺めるだろう。今ではすっかり廃れましたが、若い頃は、稀覯本収集の趣味が少しあり、乏しい給料から捻出して、時々購入していました。美術館に収蔵するくらい、貴重でも、卒倒するほど高価というわけでもないけれど、これを、どんなに長くても一生で2時間くらいしか閲覧しないのはもったいなく、毎日、目に着くようにした方が良いです。額装して、展示しようと考えました。

飾ろうと思ったのは、アンドレ・マルティのポショワールでした。同時代のイラストレータは、ジョルジュ・バルビエが有名ですが、淡い色彩で、上品でかわいらしく、癖のないマルティが好みです。折しも、千代田区立図書館で、「鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界」を開催していたので、実際飾ったときのイメージを掴みたかったのと、額装の参考にしたいと思って、出かけました。展覧会を見て、やはり、これは自室にも飾りたい、と思いました。絵自体がすばらしいので、額に凝ることはないと思いました。


安価なフレームと、絵のサイズに合わせたマット紙を準備しました。ハンマースホイの作品で、テーブルや、ピアノの上の壁に、絵が、左右対称に2枚、飾られていることが多いので、真似して、机の上に2枚、飾りました。『聖ヨハネ祭の夜』と『青い鳥』から、選びました。『聖ヨハネ祭の夜』は、化学の実験室で、夜、先生がパイプを持っている絵です。化学工場の研修で、1カ月間、交替勤務(夜勤あり)をしたことがあるので、他人事とは思えない風景で、少し懐かしい感じがします。窓の明かりと、一点透視法の整然とした構図が気に入っています。『青い鳥』は、チルチルが、未知の扉を開けてびっくりしています。噴水も良いです。マルティはスペースの取り方や、配置がオシャレです。

仕事の合間に、ふと顔を上げたら薄明かりの絵画が目に入るのはうれしいです。仮に、毎日1分としても、年間では6時間ほどで、本棚に挟んでいるよりも、何倍も見ることになります。ポショワールを作って、というのは難しいかもしれませんが、アンドレ・マルティはとてもすてきなので、画集が出版されると良いな、と思っています。

2020年2月16日日曜日

法人税法能力検定1級

昨年10月に買った消費税法能力検定1級に続き、法人税法能力検定1級を買ってきました。この試験の合格率は50~70パーセント前後の時が多いですが、今回は80.1パーセントもあり、買ったからと何も自慢になりません。試験は2回/年、10月末と2月初頭に行われます。申込期間が開始したら、速やかに申し込むことが重要です(人気のある会場は、すぐに満席になってしまいます)。

消費税法は2カ月程度かじって何とかなったので、法人税法も3か月もかじっておけば十分だろうと思いました。ただ、法人税法の方が、消費税法よりは多少難しく、食べる量も多いようには思います。今回の試験には出題されなかったものの、減価償却の出題があると、必ず1問は例外的な取り扱いがあって、どうしても食べ方が分かりませんでした。消費税法と同じく、過去問と、食べにくい公式テキストが主な教材で(税理士試験の法人税法の教材を使う手もあるようですが)、最初2週間は全然食べられず泣きそうになりました。なんでこんなおいしくない試験の合格率が8割もあるのか!と思います。ただ、まずは同じ分野をまとめて、何回か繰り返すうちに食べられるようになりますし、この試験は全体的に親切設計なので、おいしいです。


過去問は、3回か5回も繰り返せば合格レベルに到達すると思いますが、私は8回ほども食べ、平均点90点以上取れるようになっても、まだ食べていたので、夫に「意味ないと思いますよ。他の勉強に着手した方がええで」と言われました。本番も、合格点70点のところ、92点でしたし、この後も、幾多の試験が「食べて」と待ち構えている状態なので、夫の言う通り、早めに切り上げて他の物をかじりに行く方が良かったのかもしれません。

いつも力になって下さる尊敬する人に、「あなたの業務は、税務とも密接に関連するので、折に触れて税務の勉強をしておいて下さい」と言われた直後に合格証を買ったので、図らずも出来レースぽくなり、うれしいことでした。