バロック・コンサート



音楽は、バロックを好んで聴くのですが、コンサートは古典派~近代のオーケストラ曲を聴きに行くことがほとんどで、バロックのコンサートにはあまり行ったことがありませんでした。偶然、試聴して良いな、と思っていた「セコンダ・プラティカ」のコンサートがあったので、行きました。

横浜のみなとみらいホールでの開催でした。東京・横浜にはちょっと驚くほどたくさんのホールがありますが、みなとみらいはお気に入りです。小ホールには初めて入りました。

今回は、バッハ、ヴィヴァルディ、テレマン等、バロックの有名どころの演奏はなく、民族音楽的なもの、賛美歌、15,16世紀に、ヨーロッパから植民地に渡り、変遷を遂げた音楽などが演奏されました。宗教音楽と、世俗的な音楽が交互に演奏されるプログラム構成も、ヨーロッパから世界に広がって変遷する、というアプローチも興味深いです。メンバーは20~30代が中心のようで、演奏もフレッシュで躍動感があり、とても楽しいコンサートでした。私は他の楽しみのために我慢して仕事をしているわけではなく、仕事自体が楽しいからしているのですが、仕事だけでは、行き詰ったときに逃げ場がなくなってしまうので、余暇に自分で楽しめることを別に確保しておくことは大切だと思っています。夫に、「楽しみは他人に与えてもらうものではないで。自分で探さないとあかん」と言われました。趣味・娯楽の点で、他人に依存せずに解決できる状況で、シェアできる人がいることが贅沢だと思います。コンサートや展覧会などへ出かけて、楽しい時間を共有することにはお金がかかりますが、気飾ることにも、美食にも興味がないので、ここにお金をかけなかったらどこにかけるの、という感じです。


日本郵船の博物館と、横浜税関の展示室に行きました。船や、船舶模型を見るのが好きなので、日本郵船博物館は、精巧に作られた模型が多数、展示されていて、眼福でした。中に入れる船の展示は、時間切れで見られなかったので、次回に期待します。 横浜税関は、建物がきれいなので、行ってみましたが、改装中でした。展示はさほど期待していなかったのですが、覚醒剤や偽ブランド物の検挙に関する展示で、とてもおもしろい内容でした。また、赤レンガ倉庫は少しボストンのクインジー・マーケットの趣がありました。

とても暑く、歩きにくい一日でしたが、充実した休日になりました。

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