スイートピーとツバメ


スイートピー

庭に植えた植物の中でも、スイートピーは非常に旺盛でした。種を一袋、蒔いただけですが、1カ月間、毎週2回は花瓶にあふれるように活けることができました。パステルカラーで香りも良く、可憐な花です。春山行夫『花ことば』によれば、
「花ことばでは、「別離」(英)…をあらわしている。「別離」というのはキーツに「スイート・ピーは今や飛び立とうとして爪立っている」という詩句があるごとく、花の姿が蝶のとびたつ有様を思わせることをあらわしている」
とのことです。他、「優しい思い出、門出」との花言葉もあり、その場所を離れる人に、はなむけとして贈ることがあるようです。


ツバメ

職場近くの駐車場の天井に、昨年ツバメが巣をかけていましたが、今年も同じ場所に巣ができて、親鳥が卵を抱いていました。鎌倉でもツバメを見ました。さほど珍しい鳥ではありませんが、ツバメを見ると、「きっと幸運を運んでくる」と思います。環境の変化があるときは、意識してツバメの巣を見つけ、これも良い転機となるだろう、と思いこむようにしています。鎌倉のお土産屋さんにて、ツバメのブローチを求めました。横浜へ行った際に、長谷川潔のツバメの絵葉書を見つけました。

梅雨の晴れ間の横浜

転職

昨年末に、仕事はとても楽しい、と書いていて、これに嘘はないのですが、今後、継続的にお姫様にかしずくことも、自分がお局になるのも嫌で、ここには居場所がない、と思うに至り、転職しました。キャリアアップ志向はもとよりなく、他人との比較の上に幸せがあるわけでもないので、隣人より収入が少なかろうが、家が小さかろうが気にしませんが、半年前より今の方が不幸だ、あの頃に戻りたい、などと思うのは大問題です。10年に1回、試練の当たり年が巡ってくるようですが、少し落ち着くと、気付くのは、自分の辛さではなく、乗り越えるために周囲の人がたいそう親切にして下さったということです。楽しかったですし、自分の仕事が気に入っていて、上司・同僚には様々なことを教えて頂きました。退職に当たっても、上司が気を遣って下さり、期待に沿えなかったにもかかわらず、私の意思を尊重して頂き、感謝は尽きません。また、夫は、結果が出るまでは静観した上で、決めてからはポジティブなことだけを言ってくれました。これから、大後悔時代に突入するのだろうという気もしています。それでも、自分は周りの人々の親切に助けられて、肝心のところでは運を掴んできたのだから、うまく行く可能性もある、というナゾのポジティブ思考で新しい仕事に邁進したいと思います。

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