ニューヨーク近代美術館


日本のゴールデンウィークの時期に、ニューヨークへ旅行しました。金曜日の16時以降は、ユニクロがスポンサーとなって一人25ドルの入場料が無料になるので、その時に行きました。現代美術は私には理解できない作品が多く、25ドルの入場料はちょっと高すぎる気がしますが、無料で見られるなら、一度は行ってみたい名所です。もちろん、その時間帯に人々が詰めかけるので、かなり混雑します。



ただただワケワカラナイ作品も多いですが、ジョセフ・コーネルの箱は美しいです。この美術館にあるものをどれでもいいから一つもらえるなら、この方位磁石が入っている箱がいいなと思いました。


マティスの「ダンス」は、現在読書中であるアイリス・マードックのThe Book and the Brotherhood(=『本をめぐる輪舞の果てに』)の日本語版の表紙絵に使われています。あざやかな色彩の、大きな絵画でインパクトがあります。


意外と小さくて驚いたのは、ダリの「記憶の固執」です。これは夫のお気に入りの一枚で、夫は部屋にポスターをかけています。ポスターは優に実物の5倍はあるサイズで、私はてっきりポスターよりも大きいのかと思っていました。これは、美術館の中でも特に人気のある作品で、大勢の人々が集まっていて、なかなか近寄れず、写真も撮れませんでした。ただ、美術品の写真は、私が撮るよりもはるかにきれいな写真がインターネット上で簡単に見つけられるので、そのものを撮ることはあまり意味がなく、このようなマヌケな写真の方が後から見ると感慨深いです。

ミュージアムショップはおしゃれな雑貨を取り揃えていることで有名です。無印良品の製品を多く取り扱っていました。

 好みの問題は別としても、展示内容は非常に充実していて、ニューヨークの美術館の中でも人気があるので、行くことができて良かったです。ユニクロさまさまでした(ミュージアムショップでユニクロも取り扱えばいいのに)。

コメント

  1. The Book and the Brotherhood むかし原書で途中で挫折しました... いつもマードックのレビューたのしみに読んでおります

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    1. ありがとうございます。The Book and the Brotherhoodはマードックの作品の中でも最長ですし、冒頭5頁ほどで何十人もの登場人物が出てきて、混乱するのでめげそうになりますね…パワポで相関図を作りながら読み進めています。

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