ヨーロッパ旅行 テクノロジー博物館



美術館や陶磁器のお店など、夫にいつも私の趣味に付き合ってもらってばかりでは悪いので、テクノロジー博物館に行きました。ボストンにはすばらしい科学博物館があるのですが、ニューヨークやワシントンDCでも、自然史博物館はあっても科学博物館はなく、そこまで希少なものを展示しているわけではないのになぜ?と思います。
テクノロジー博物館は科学博物館ともまた趣きが異なります。博物館の屋根にはアメリカの戦闘機が乗っています。ドイツの戦闘機は乗せられないのでしょう。


戦闘機はさておき、船の模型を見るのが好きです。この博物館の船舶模型は、このように周りからライトで照らしている円形の箱の中に入っていました。

琥珀製
貝製

木や布でできた模型の他、琥珀や貝で作られた珍しい模型もあります。こうなるとテクノロジー云々というより贅沢品ですね。カヌーやボートなどの実物展示もありました。



Paul Delvaux,'Station in the Forest'
おそらく機関車の時代の駅の展示です。現在は使われていません。中は(外は)歩き回ることができます。19世紀風の駅舎と森が駅のすぐそばにあるというのがデルヴォーの絵のようだと思いました。


戦争中にユダヤ人を乗せた電車です。中は暗く狭く、もちろん椅子もなく、家畜を運ぶような劣悪な環境でした。見ていて暗澹とします。宿泊したホテルの近くにはゲシュタポやSSの本部だった、Topograhie des Terrors恐怖の地勢図博物館というものがあり、ドイツではホロコースト関連の展示は基本的に無料で見ることができるようなのですが、どうしても行く気になれませんでした。



 手織機と機械織機です。昔の機械っておもしろいなと思います。スチームパンク的です。


七宝焼きの制作過程。この博物館は乗り物や機械など、主に男性の興味を引く展示と、上のような主に女性の興味を引く展示の両方があり、子供も楽しめる内容でした。


ペニーファージングの実物を一度見てみたいと思っていました。この前輪が大きな自転車に憧れていました。ペニーファージングとのツーショットが旅行中に撮った自分の写真の中で一番満面の笑でした。夫に「どんな車がかっこいいと思う?」と言われ、「ペニーファージングですね!!」と言ったので呆れられました。ペニーファージングはおしゃれだけどかっこよくはないんだそうです。


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