ニューヨークへ出張しました。中国へ(通訳付きかつ単なる記録係として)出張したことはありましたが、英語圏への出張は初めてでした。英語の読み・書きに大きな問題はないとしても、聴く・しゃべる方はまるでダメだという自覚があり、そもそも日本語でしゃべるのもダメだという自覚もあり、行く前には不安しかありませんでした。夫に、お守り代わりに鞄を貸してもらい、資料を作成して事前に関係者に目を通して頂き、日本語で練習し、自分がしゃべる内容のカンペを作成し、録音機と胃薬を携行するという念の入れようでした。
そして、見事にカンペを忘れました。夫に「カンペを作る作業自体が勉強になるもんやで」と言われたことを思い出し、他の出席者の方もとても親切にサポートして下さいましたので、なんとか乗り切ることができました。後で議事の録音を聴いてみると、その場で理解できたと思っていたことも、実は全然理解できていなかったことが判明し、焦りました。一朝一夕にというわけには行きませんが、英語力を付けて、今後も、録音は必ずしないといけないなと思いました。また、カンペは忘れないようにします。
上司のお取りはからいにより、空き時間はメトロポリタン美術館へ行きました。前回、訪れたのは2014年でしたが、その時は仕事でニューヨークに来ることがあるとは思いませんでした。その時もとても楽しかったですし、いつも私の行きたい所へ連れて行ってくれた夫には感謝しかありませんが、やはり連れて行ってもらうことは申し訳なく、自力で来る方が気分が楽です。アメリカ翼は、前回閉鎖中だったと思います。今回は、中世ヨーロッパ美術の大半が閉鎖中でした。アメリカ翼の、FLWルームが見られたことは良かったです。こんな部屋に住みたいと思いました。
今回、私が同行させて頂いたのは、上の方のご親切によるもので、むしろ足を引っ張ってしまうばかりだったように思います。ただ、終わってみれば、会議、食事、UberでのNJ移動(懐かしい景色でした)、時差ボケによる夜中の作業、美術館等、始めから終わりまで、全てが楽しい時間でした。今後の方針も決まったので、仕事に生かしたいと思います。
ミュージアム・ショップと、ショッピングモールで、お土産を探しましたが、何も欲しい物がありませんでした。NYでは、近藤麻理恵さんが大人気らしく、朝のテレビ番組で放映されていましたし、アメリカ人との間でも話題になりました。お土産を買う意欲がなおさら減退するというものです。私は仕事そのものが楽しいから働いているのであって、得た対価で何をどうしようということはあまりなく、無理して買うこともなかろうと思い、空手で帰りました。夫は、弁護士事務所で頂いたアメニティのポータブルバッテリーチャージャーを喜んでくれました。
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