2016年1月30日土曜日

ドイツ語電子辞書



オンラインの英独辞書を愛用していました。とても便利なものですが、例文が少なく、不十分と感じるときがあるため、電子辞書を購入しました。オンライン辞書の手軽さに慣れてしまうと、いちいち紙の辞書を引くのは億劫で、手元の『クラウン独和辞典』はうまく活用できていませんでした。

英語の電子辞書の選択肢は多く、チャイ語も結構ありますが、独語は一種類しかありません。カシオの同じシリーズでも、価格はチャイ語<韓国語<イタリア語、スペイン語、ポルトガル語<フランス語<ドイツ語で、ドイツ語が一番高かったです。ドイツ語を学んでも実用的ではないし、教材は種類が少なく、高価ですし、最近は大学で第二外国語としての人気もないそうで、なかなか新しい教材も出版されないので、ちょっと悲しくなってきます。電子辞書の外見はアップル製品を意識しているのかもしれませんが、どちらかというとお弁当箱をイメージします。

ドイツ語系の辞典としては、和独、独和の他、英独辞典も入っていました。TOEICの問題集、旅の●語会話集、世界文学(英語)と日本文学各1,000冊も含まれています。『日本語発音アクセント辞典』や『筆順辞典』、『カタカナで引くスペリング辞典』などは一度も使うことはなさそうです。英語の辞典は、高校生~大学生の頃は電子辞書を使っていたものの、その後は英辞郎先生ばかりでした。久しぶりに電子辞書を使ってみると、コンテンツの充実と、色々なハイテクな機能に驚きました。

英語の学習には「英英辞典を使う方が良い」、独語の学習には「独独辞典を使う方が良い」、「電子辞書は良くない。紙の辞書を使うべき」と言う人もいますが、どうなのでしょうか。地道な作業を続けられる/それだけの英語力・独語力がある人は尊敬しますが、自分自身は怠惰で、辞書を読みこなすだけの独語能力もなく、手数はできれば減らしたいので、速く引けて、日本語でスッと意味が頭に入る方が良い、と思っています。辞書を読む億劫さによって辞書から遠ざかるようになったら本末転倒だろうとも思います。 電子辞書を入手してから以前よりは頻繁に辞書を引くようになったので、もっと前に買えば良かった、と思いました。あらゆる面で面倒がったり、つまらないことを後回しにしたりして、学習効率を下げて、何事もなかなか習得できない、ということを繰り返し、一つも賢くならないので、ダメだと思いました。

寒い時期は積極的に外出する気が起きず、休日も近所にしか出かけないで、引きこもって遊んでいることが多いです。このような玩具があれば、当分は遊べるでしょうから、寒さも我慢できるように思います。

2016年1月24日日曜日

独検2級



ボストンにいたとき、ドイツ語を習いに行ってかなりお金を使ってしまったものの、目に見える成果はあまり上げられなかったので、独検はまずは独学で受験しようと思いました。帰国してからは、ドイツ語学校には行っていません。英語と違って学習方法に関する情報もあまりないので、参考にしたのは独検合格者のブログ記事でした。それもあまり数はないので、もしかしたら何かのお役に立つかも、と思い、自分の経験も記事にしておきます。

【語彙・文法】
このパートは出来が悪かったので、私の方が勉強の仕方をききたいくらいです。書き換え問題や、複数形・形容詞系への変更は、独検対策本の問題を全部やって、その内容を記憶することで対応できますが(そこまで分量も多くなく、ある程度パターンがあるため)、前置詞に関しては、前置詞ごとに一覧表を自作して憶えようとしたのに、全然できませんでした。英語でも前置詞は苦手です。パターンがあまり読めず、とにかく憶えるしかない上に、数も多いためです。たくさん読めば少しは憶えるのでしょうか…

ところで、独検2級に特化した対策本は以下にリンクを張ったもの+αくらいしかないと思いますが、『独検合格4週間』は本番と比べて簡単すぎるように思いましたし、他の本も「これ1冊しっかりやれば合格!」というものではないと思います。

語彙に関しては、3級受験の時使用した単語帳2冊に加え、問題集に出てきた単語を都度憶えるようにはしましたが、それでは少ないと感じました。長文問題に分からない単語がよく出てきて、苦労しました。かといって、ドイツ語の中級以上の単語帳はあまり使い勝手の良いものが出版されておらず、どうすれば良いのか、よく分かりません。



【長文読解】
『独検2級・ 3級受験者のためのパワーアップ・ドイツ語』とPrismenを使用しました。『独検2級・ 3級受験者のためのパワーアップ・ドイツ語』は長文というには短い文章と文法問題です。少し難しめの単語には注も着いていて、なんとなく読める気になって、Prismenに移り、ダメだと思いました。東大の1,2年生のテキストですが、難しいです。ドイツ語がゼロの状態で、いきなりこれをやらせるのは鬼ぢゃない…と思ったのですが、東大生はちゃんとこれに着いて行くらしいです。恐ろしや。全訳はなく、仮に日本語で書かれていたとしても、政治・社会系の話題などは自分には理解できるとは思えません。もう少し自分の身の丈に合った教材を使うべきでした。

独検の長文はそこまで長くもないですし、会話文を埋める問題は点数が取りやすいようです。会話文の練習は、対策本に掲載されている程度で十分と思います。文法問題を完璧にしようとするとかなり大変そうですので、長文・聴き取りでの得点を目指すのが良いのではないでしょうか。



【聴き取り】
放送大学の『ドイツ語Ⅱ』と、NHKのドイツ語講座の書籍化である『からだで覚える実践ドイツ語』のCDをiphoneに入れて、通勤中に聴いていました。その他は対策本と過去問を1回ずつやったくらいで、あまり熱心に対策はしていません。独検は聴き取りが簡単だと言われており、平均得点率も7割は超えるようですので、それだけの対策でも足りると思いました。ディクタートは試験日の1週間くらい前に始めて、良く聴き取れるようになるし、楽しいので、もっと早く始めていれば良かった、とは思いましたが、2級であれば、特にディクタートなど必要ないかもしれません。ドイツ語の教材の音声は、なかなか「良い声」が多いですし、放送大学の先生が本番の音声も担当していらしたので、問題文が放送された時にも安心して取り組むことができました。私が受験した回は、合格点が100点満点換算で53点弱と低かったので、得点は合格点をそこそこ上回ってはいたものの、8割には到達せず、出来が良いとは言えません。2級までで良いのでは、と思っていましたが、取ってしまった■というものは途端に色褪せて有難味もゼロになりますから、もう少し色気を出して良い気もします。

それでも合格祝い


2016年1月17日日曜日

コンサート・お花

夫の所属する市民オケのコンサートがありました。野暮用のため、今回は行けないはずだったのですが、予定外に早く済んだので、当日券を買って聴こうと思って、会場に行ったら、「完売です」と言われてしまい、聴けませんでした。多くのお客様が来場されたことはとても良いことですが、広報係はがんばり過ぎです。因みに、そのオケの広報係は夫です。チケットを予約してお越し下さった夫の同僚に、美しいお花を頂きました。自分で買う時は、一種類を最小単位でしか買わないので、華やかなブーケを頂いて、うれしかったです。暖かそうな、かわいらしい色です。キャビネットの上に飾って、愛でようと思います。

2016年1月16日土曜日

2015年を振り返る

三渓園

【外出】
遠出はせず、自宅か実家の近くに何度か出かけました。欧米の大都市に旅行して、大きな美術館や歴史的建造物を見るのも良いですが、自宅の近くにも、こぢんまりとして、きれいな場所がいくつかあります。今年は、W.M.ヴォーリズの建築を1つは見たいです。
  • 谷保天神
  • 百草園
  • 鎌倉
  • 三渓園
  • 海遊館
  • 展覧会4つ(ボッティチェリ、暁斎、最後の印象派、ラファエル前派)
【読書】
ほとんど読んでいません。読んでも、既読の本の再読ばかりで、昨年初めて読んだ本は少ないです。アイリス・マードックのSacred and Profane Love Machineを読みましたが、そこまでおもしろくはなかったです。電車通勤で座れるときは寝てしまうのが敗因です。

【買ってうれしかったもの】

  • 森泉著『しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』(ベレ出版)、同『独検3・4級必須単語帳』(白水社) ドイツ語の教材は上図ほど買いましたが、その中でもこの2冊が良かったです。工場実習の期間、することがないので、毎日、空き時間に会議室にこもってひたすら問題集を解いたのは本当に楽しかったです。森泉先生のファンなので、ドイツ語中~上級向けの本も出版されるといいのに、と思っています。トレーニングブックの続きで、『しっかり身につく中級ドイツ語トレーニングブック』が2015年12月に発売されたので、現在取り組んでいます。
  • スペイン産蛍石 休暇で大阪に行ったときに買いました。紫がかったさわやかな水色で、透明度が高く、母岩が透けて見えます。普段は買わないくらい高い鉱物でしたが(それでもコレクターには笑われる程度のもの)、この買い物にすっかり満足して、その後、半年は他の鉱物の購買意欲も失われました。
  • 腕時計 写真のもののゴールドを渡米前に購入し、5年間くらい、使っていました。でも、今年に入って落としてしまいました。高価な時計を欲しいとは思いませんが、腕時計は気に入っていたので、落とした時は心底がっかりしました。しばらくして、中古で見つけたので大喜びしました。落とさないように気を付けます。


【早起き】
朝4時はこんなに明るくありません
 毎朝4時に起きて、家事やドイツ語学習に費やしています。早起きを始めるとき、どうすれば起きられるのか、といくつかの記事を読み、一番役立ったのは「コツはない。目覚まし時計が鳴ったら『もう少し寝たい』などと思わないで、何も考えず、とにかく起きること」というアドバイスでした。早起きは健康に良いのかもしれません。2014年12月に就職して以来、体調不良による遅刻、早退、有休消化をしたことは一度もありません。前職では毎月1回くらいは体調を崩していたところ、前職と違うのは、通勤時間が長いことと、早起きをしていることくらいです。長時間通勤が健康維持に役立つことはないでしょうから、早起きのせいかしら、と思います。「早起きは三文の得」と言いますが、「二束三文で買い叩く」とも言います。三文は現在の貨幣価値に換算すると50~100円くらいとのことですので、最低賃金よりも安いですが、体感的には500円くらいの価値はあるように思います。

【何をしたのか】


  • 英検1級取得
  • 独検2、3級取得 やっと初級を脱し、中級の入口に立てたかと思います。ドイツ語を始めたのは2012年の秋口だったので、カメの歩みであるといえます。
  • 放送大学の民法と中国語受講
今年は法律の勉強をもっとしないといけないなと思っています。

【薄明かりの絵画】

ツイッターアカウント薄明かりの絵画@twilight_artのフォロワーは4,000人を超えました。ありがとうございます。1日に3回程度の頻度で自動的にツイートするbotにしました。コンテンツ増強中です。あまり知られていない画家もご紹介しています。絵画のご紹介がきっかけで、展覧会に行った、とか、見ていると幸せになる、等のコメントを頂き、とてもうれしく思っています。フォロワーが10,000人を超えると薄明かりの絵画をテーマとした展覧会が開催されるそうなので(大嘘)、 展覧会のアンケートでは「今後取り上げてほしいテーマ」という欄に「薄明かりの絵画」と冗談で書いて、アピールしています。なお、当アカウント専用の剽窃ツイートアカウントが登場するというオマケ付きでした。

2016年1月15日金曜日

テープ起こしのススメ


独検2級に合格しました。独検の問題は、(英検やTOEICと比べて、ということだと思います)聴き取り問題が易しいと言われています。問題文、問題と選択肢、再度問題文、と放送されるので、解答しやすく、2級までなら少しの練習でも満点が狙えると思います。また、2級の合格点は、毎回100点満点換算で53~58点程度であるところ、聴き取り問題の配点がうち22点ですから、聴き取りで満点を取れば、筆記は5割正答できれば十分合格できることになります。聴き取りや長文読解は数をこなすことが大切のようです。試験対策問題はすぐに尽きてしまうので、ディクタートをやることにしました。紙と鉛筆さえあれば良く、問題文はほとんど無限にダウンロードできるので、低コストで楽しめます。

最初は、Slow Germanを聴いていました。易しめの語彙ばかりですし、ゆっくり、はっきり発音されるので、ディクタートの取りかかりとして向いているのではないでしょうか。話題はドイツの日常生活に関することが多いです。更新頻度は毎月1,2回で、過去の分も全て聴くことができます。

ドイツ語の教材としてよく勧められるのは、Deutsche Welleで、特にTop Thema mit VokabelnLangsam Gesprochene Nachrichtenは定番です。Deutsche Welleはドイツの国営放送で、ドイツ語教育の番組が充実しています。Slow Germanは朝の時間でやるには長すぎるので、平日はTop Themaを聴くことが多いです。スクリプトの下に語彙と問題もあって、朝に1セットをやると、ちょうど良い感じです。Langsam Gesprochene Nachrichtenの方も、Top Themaと同じアナウンサーが読んでいるのですが、ずいぶん頑張って遅く読んでいますね、という感じで笑いそうになるので、代わりにSprachbarを聴いています。少し難しいですが、時には自分の実力以上の練習も必要と思います。

気に入って聴いているのは同じくDeutsche WelleのWort der Wocheです。ドイツ語独自の単語や言い回しを用例と共に解説しています。例えば、Treppenwitze(直訳すると階段機知、意味は後知恵)、Silberblick(直訳は銀の眼差し、意味は斜視)、Engelsgeduld(直訳は天使の忍耐、意味は際限のない忍耐)等の用語を解説しています。単語を暗記するのは骨が折れるものですが、このように解説をしてもらうと、1回じっくり聴けばまあ憶えると思いました。解説もなかなかユーモラスで、楽しい内容です。音声がない分についても読んでみようと思います。

ディクタートの作業は、聴き逃すまいとして結構力が入っているようです。肩凝り対策でクッション付きの太いシャープペンシルを使っていますが、筆圧が高すぎてシャープペンシルの軸を折ってしまい、夫に「リキが入り過ぎやで」と言われました。そのシャープペンシルは廃番になってしまったようで新しいのが買えず、残念でした。


12月初頭に受験したときは、長文を読むのに苦労しましたが、1カ月間毎日ディクタートをやると、長文読解の忍耐力も着くようです。問題文を読み返してみるとずいぶんすんなりと読めたので、驚きました。もっと早く始めれば良かった、と後悔することしきりです。

2016年1月1日金曜日

1月の花 スイセン


あけましておめでとうございます。仕事をしているとブログは失速しますが、今年は、仕事&引きこもりだけではなく、少しは外に出て、美しいものを見るように心がけたいと思います。皆様にとって今年も良い年でありますように。