フラワーシャワー



山種美術館で開催中の、花の展覧会を見て、その後、天気が良かったので歩いて根津美術館まで行きました。

植物の表現は、そのパーツの薄さ、繊細さ、儚さを写し取っているかどうかでその魅力が決まるという気がしています。日本画や、水彩画の方が、油彩画よりも、儚さや薄さを表現するには適しているのではないかと。ヨーロッパの絵画を見ると、美しさ、壮大さ、緻密さに圧倒されますが、日本画を見ていると、すごくかわいい、家に持って帰りたい、と思います。絵葉書はありませんが、特に蕨や、野草の絵が好みでした。

速水御舟のスケッチ帖のバラがすてきで、多寡●屋は今すぐ包装紙や紙袋の柄をこれに差替えた方が良いのに、と思いました。もしそうなれば、包装目当てで無駄な買い物ばかりしてしまいそうですし、もうデパートは@縞屋しか使いません。



今回の展示にはありませんでしたが、小林古径の、お椀に入っているリンゴの絵葉書を購入しました。ちょっとマグリットのようです。

根津美術館の絵画の展示は少なめでしたが、手入れの行き届いたきれいな庭園もあります。ちょうど藤とカキツバタが花盛りでした。カキツバタの屏風と、本物とを同時に見られるとは贅沢です。



 

それに、美術館の売店には、咲いている花のブロマイドも用意されているのでした。気が利いていますね。

花壇で作っているヒエンソウを摘んできて飾りました。ヒエンソウの苗は、近所のスーパーで投げ売りされていたのを買ってきて植えたのですが、良く育ち、沢山の花を付けました。

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