2016年1月15日金曜日

テープ起こしのススメ


独検2級に合格しました。独検の問題は、(英検やTOEICと比べて、ということだと思います)聴き取り問題が易しいと言われています。問題文、問題と選択肢、再度問題文、と放送されるので、解答しやすく、2級までなら少しの練習でも満点が狙えると思います。また、2級の合格点は、毎回100点満点換算で53~58点程度であるところ、聴き取り問題の配点がうち22点ですから、聴き取りで満点を取れば、筆記は5割正答できれば十分合格できることになります。聴き取りや長文読解は数をこなすことが大切のようです。試験対策問題はすぐに尽きてしまうので、ディクタートをやることにしました。紙と鉛筆さえあれば良く、問題文はほとんど無限にダウンロードできるので、低コストで楽しめます。

最初は、Slow Germanを聴いていました。易しめの語彙ばかりですし、ゆっくり、はっきり発音されるので、ディクタートの取りかかりとして向いているのではないでしょうか。話題はドイツの日常生活に関することが多いです。更新頻度は毎月1,2回で、過去の分も全て聴くことができます。

ドイツ語の教材としてよく勧められるのは、Deutsche Welleで、特にTop Thema mit VokabelnLangsam Gesprochene Nachrichtenは定番です。Deutsche Welleはドイツの国営放送で、ドイツ語教育の番組が充実しています。Slow Germanは朝の時間でやるには長すぎるので、平日はTop Themaを聴くことが多いです。スクリプトの下に語彙と問題もあって、朝に1セットをやると、ちょうど良い感じです。Langsam Gesprochene Nachrichtenの方も、Top Themaと同じアナウンサーが読んでいるのですが、ずいぶん頑張って遅く読んでいますね、という感じで笑いそうになるので、代わりにSprachbarを聴いています。少し難しいですが、時には自分の実力以上の練習も必要と思います。

気に入って聴いているのは同じくDeutsche WelleのWort der Wocheです。ドイツ語独自の単語や言い回しを用例と共に解説しています。例えば、Treppenwitze(直訳すると階段機知、意味は後知恵)、Silberblick(直訳は銀の眼差し、意味は斜視)、Engelsgeduld(直訳は天使の忍耐、意味は際限のない忍耐)等の用語を解説しています。単語を暗記するのは骨が折れるものですが、このように解説をしてもらうと、1回じっくり聴けばまあ憶えると思いました。解説もなかなかユーモラスで、楽しい内容です。音声がない分についても読んでみようと思います。

ディクタートの作業は、聴き逃すまいとして結構力が入っているようです。肩凝り対策でクッション付きの太いシャープペンシルを使っていますが、筆圧が高すぎてシャープペンシルの軸を折ってしまい、夫に「リキが入り過ぎやで」と言われました。そのシャープペンシルは廃番になってしまったようで新しいのが買えず、残念でした。


12月初頭に受験したときは、長文を読むのに苦労しましたが、1カ月間毎日ディクタートをやると、長文読解の忍耐力も着くようです。問題文を読み返してみるとずいぶんすんなりと読めたので、驚きました。もっと早く始めれば良かった、と後悔することしきりです。

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