マウリツィオ・カッツァーティ

「聖家族、聖アンナと幼児の洗礼者ヨハネ」1545年、ウィーン美術史美術館

 通勤中は英語を聴きますが、英文を読みながら英語を聴くと、二兎を追う者は一兎をも得ず、でどちらもまるで理解できないので、座れて読書するときは音楽を聴きます。大学生の時はロマン派以降が好きでした。最近5年くらいは専らバロックを聴きます。お気に入りはハインリヒ・ビーバー、チャールズ・エイヴィソン、ジャン・マリー・ルクレア、J.P.フォン・ヴェストホーフ等です。

バロックの作曲家は細かい人がたくさんいすぎて、どうやって探していいのやら、よく分かりません。フランスのラジオ番組、France Musiqueはバロック音楽を幅広く取り上げているので、購読しています。たまたま放送されていた、マウリツィオ・カッツァーティの音楽に衝撃を受けました。初めて聴いたとき、「!!!!」のような感じになって、笑みが抑えられなくなり、何度も聴いていたら興奮して眠れなくなりました。上の人からの引継ぎもあって、3月は業務量が多く、厳しかったので、朝、駅から会社までと、昼休みは毎日これを聴いて、仕事モードに切り替えるようにしていました。フランス語は分からないので、まずは「この曲は何なのか」ということを聴き取るところからして一苦労で、演奏家も分からず、休日に、血眼になって探しまくり(?)、やっとCDを見つけてすぐさまamazonに買いに走りました。itunesでは販売されていません。ヴィヴァルディやコレッリのような大御所ではないため、音源は少なく、あったとしてもバロック・コレクション的なCDに2,3曲含まれるだけです。itunesは1曲ずつ、バラで購入できるのでその点便利だと思いました。

私の音楽の好みは、10人中10人が「変だ」、「理解できない」、「何これ」というものなので、商品リンクだけは張っておきますが、他人様に「これいいですよ!」などとお勧めしようとは思いません。youtubeでもCD一枚分、すべて聴くことができますが、違法であることは明らかなので、リンクを張るのは控えます。

なお、トップ画像は本文とは無関係です。

コメント

  1. punkaさんお気に入りのマウリツィオ・カッツァーティ の曲とは、ラ・フォリアのことでしょうか。スペインの舞曲に発するというフォリアは大勢の作曲家が名曲を残していますね。実は私もフォリアが大好きで、拙ブログのURLにある”folli”もこの曲に因んだものなんですよ!
    私のお気に入りのCDは、Alia Voxから出ているサヴァール演奏のものとTERDECのイル・ジャンディーノ・アルモニコ演奏のものです。
    サヴァールの五月雨のようなヴィオラ・ダ・ガンバの響きはいつ聴いても心が震えます。イル・ジャンディーノ・アルモニコの演奏ときたら、キチガイじみて(笑)熱情的。
    もしご興味があるようでしたら聴き比べてみてください(*^^)v

    返信削除
  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  3. 返信が遅くなり、申し訳ございません。カッツァーティの「七音に基づく奇想曲」が気に入っています。フォリアのCDのお勧め、ありがとうございました。探してみますね。
    サヴァール、私も好きです。バロックから、ケルト音楽までレパートリーが広いですね。
    イル・ジャンディーノ・アルモニコは存じませんでしたが、こちらも探してみたいと思います。

    返信削除

コメントを投稿