英検1級



仕事を再開して2,3か月では何もたいしたことはできないし、かといって3月末で年度は終わってしまうのに、何もなさないでは、ブランクがあるにもかかわらず、採用してくれた会社にも申し訳ないので、英検1級を受けました。英検対策は、よくTimeやNews Weekを読むとか、エッセイを○本書く、などと言われますが、あまりやる気が起きず、BBCを通勤時間に聴いていたのと、単語を暗記し(ようとし)ただけでした。せめて過去問くらいは解けば良かったとは思います。しかも、受験会場が思いのほか駅から遠くて、部屋着に長靴という格好で、走って、ギリギリに会場に飛び込むという体裁の悪いことをしてしまいました。二次試験対策は、一次の結果が分かってから、少しやりましたが、そんなに直前に手を付けたので、点数は良くなかったです。

3年間もアメリカに住んで、仕事も勉強も育児もしないで、一つも賢くならずに帰国したのですから、冷静に考えてみればこれを取ることなど、特に自慢できるようなことではないと思いました。知人には、高校生や大学生の時1級に合格した人も何人もいるのですが、二次試験の会場には、小・中学生のような人もちらほら見られて、本当にすごいと思いました。英検の問題は、英語力だけでなく、社会・政治問題にも多少の知見がないと対処できないからです。そういった優秀な子供たちを見るにつけ、日本の教育制度は早く「悪平等」を廃止し、早急に初等教育からの飛び級制度や習熟度別クラスを導入すべきだと思います。半分以上が100点を取れるテストとか、学芸会では全員が主役とか、かけっこの順位をつけないとか、「みんな揃って一歩前へ」など、バカバカしいことこの上ないです。

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